2018年3月4日日曜日

ヘレスのフェスティバル ヘマ・モネオ「ソニード・デ・ミス・ディアス」


サラ・パウルでのヘマ・モネオ公演。
地元ヘレス出身で、一昨年だったか、チョロの公演でざんばら髪にサンブラを踊り、また昨年はファルキートの公演で相手役を務めるなど注目株。
ヘレスのフェスティバルにソロとして初登場。その作品は「私の日々の音」
父はギタリスト、ヘスース・アガラード、母の兄弟がマヌエル・モネオ、トルタ、ルイス・モネオというフラメンコのファミリーに生まれ育ち、彼らの歌やギターを身近に聞いて育ってきた。
そのイメージからメルセデス・デ・コルドバの演出によりつくられた作品。
黒いバックの本舞台にはギターのフアン・カンパージョとパーカッションのアネ・カラスコ。
上手奥の紗幕の後ろにその彼女の暮らした家のイメージなのだろう空間が作られ
そこでは父が弾き、叔父が歌うという構成。

ブレリア・ポル・ソレアに始まり

© Festival de Jerez/Javier Fergo
 タラント、
© Festival de Jerez/Javier Fergo
タンゴ
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 父のギターでブレリアをうたい
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 バタとマントンのアレグリアス。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 そして最後はシギリージャ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo

© Festival de Jerez/Javier Fergo
マヌエラ・カラスコに通じるような、テンペラメントがあるのだが、荒削りで、回転のときの軸のブレとか、技術はまだ発展途上か。
若いから、とも思ったが、実はもう26歳だという。
メルセデスのような、実力のある中堅に教えを得て、これからさらに大きく羽ばたいてもらいたい。

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