ロシオ・モリーナのヴィナテカ
昨年5月初演された
若きバイラオーラ、8作目の作品だ。
そのときのことはやはりこのブログに書いたが
作品の内容自体は
犬がいなくなったものの
基本的にかわっていない。
そして私の感想も。
むきだしの舞台。
ひとがた。
黒い衣装。
ワインで乾杯。
ショパン。
そして踊り続けるロシオ・モリーナ。
フラメンコ衣装で
スタンダードなフラメンコを踊る通常の作品に比べ、
ある意味、難解な作品かもしれない。
なぜワイン? なぜパンタロン?
乾杯はなんのため?
意味を探しだせばきりがない。
答えは本人しかわからないのかもしれない。
それでも
踊り手としてのロシオの才能はこの作品の中に満載されている。
シギリージャ。
ロシオは踊る。
解体されたフラメンコを。
その彼女を楽しめばいいだけだ。
美しいトーケをきかせるエドゥアルド・トラシエラ。
コンパスで支えたオルーコとルビオの兄弟。
少数精鋭のアルティスタに伴われ
ロシオは彼女自身の中にもぐっていく。
でも正直にいえば
もう黒い世界はいらない。
光の中で踊りまくるロシオがみたい。
来月にはまた新作をマドリードで初演するという。
さて今度は?
光の中で踊りまくるロシオがみたい。
来月にはまた新作をマドリードで初演するという。
さて今度は?
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