| © Festival de Jerez/Esteban Abión |
ラ・ルピが昨年マラガのビエナルで初演した作品で、ゲストにスペイン国立バレエ団監督アシスタントのミゲル・アンヘル・コルバチョとコンテンポラリーダンサーのイバン・アマジャも出演。そのイバンとの場面にはじまり、ペテネラへ。黄色やペテネラは不吉と言ってフラメンコたちでは避ける人も多いものをあえて使い踊る。
マントン大会。
最初、ミゲル・アンヘルが両腕に一枚づつ、さらに体に一枚巻いて出てきたのにはびっくり。
どれもフレコの長い、上等なマントンで、動かした時の軌跡がきれい。これ重要。ミゲル・アンヘルのマントンあしらいはちょっとした細部がエレガントで美しく、私には彼のマントン捌きしか目に入らなかったくらい。
| © Festival de Jerez/Esteban Abión |
ギターが夫のクーロ・デ・マリアに代わって仮面つけてのソレア
| © Festival de Jerez/Esteban Abión 最後はハードロックがかかり最初の衣装を燃やそうとして幕。 |
| © Festival de Jerez/Esteban Abión |
劇場作品としての構成はちゃんとしている。演出家が入って脚本演出手掛けている成果だと思う。照明もきちんと出演者を見せてくれて、美しい(資料を読むとデザイナーさんが最近亡くなってその方に捧げる公演だとあった)。最近照明が暗くて演者の顔が見えないのが続いていた(ベレン・マジャ、ヘスス・カルモナ、マリア・モレーノ、ホセ・マジャ)のでちゃんと見えるというだけで評価アップ、なんだけど問題は踊りの中身なんですよ。
姿勢、肩が前に出て首が落ちてせむし気味。スカート持ち上げすぎるなど全体に美しくない。はすっぱな感じというか、お下品。コンテンポラリーダンサーとの絡みでもユーモアあるのはいいんだけどスカートの下に入り込むのを多用するなど,はお下品な感じになってしまうよね。映画『サクロモンテ』で語られていた貧しいヒターノたちがお金を稼ぐためにスカートを捲ったという話を思い出す。ま、伝統を守るといえばそうなのかな、でも、品格が欲しいと私は思う。ここら辺は好みの問題なのかもではありますが。また。コンテンポラリーのダンサーもコンテンポラリーを勉強した人だとはわかるけどオルガ・ペリセ公演の時のダンサーとは月とすっぽんだし、ルピもオルガやロシオ・モリーナやベレン・マジャのようなコンテンポラリーの理解、勉強が不足というか、もともと身体のコントロールに長けている人ではないから中途半端な感じになってしまう気がする。
他ジャンルの要素を取り入れたり、セリフがあったり、色々みんな工夫して、なんとか新しい作品を作ろうとしているというのはわかるけどね。
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