2026年3月6日金曜日

ヘレスのフェスティバル14日目マリア・モレーノ『マグニフィカ』

踊り続ける。1時間ちょっとの間ほとんど舞台に出ずっぱりで踊りまくり叫び歌い、全身で「マグニフィカ!」を表現している。そんな作品。マグニフィカとは聖母マリアの受胎告知を喜ぶ言葉だそうで、聖母マリアにちなんでか、ロシオ巡礼の太鼓の音、サエタやビジャンシーコと言った宗教絡みのフラメンコ曲で始まり、とにかく最高!っていう祝祭の気分を表現しようとしているのだろう。

昨年マドリードで初演。私は11月セビージャで観たので2回目。その時のブログを今見たのだけど、作品の流れもテンポよく進んでいくのも一緒だけど、マントンの連続技、

© Festival de Jerez/Esteban Abión

前回はアルテがあると思っていたのに、昨日は新体操のリボンのように見えてしまったのはなぜだろう。間合いがないせいかな。マントンが軽めのものだったからかな。でも多分同じものを使っていると思うので、印象があまりに違うのに自分でも驚いている。ファルーカを座って踊るところのラウル・カンティサノのギターがよかった。この人超前衛的なこともするけど伝統をしっかり抑えているからなのだなと再確認。良き。

ロベルト・ハエンとのコンパスのやり取りは今回も最高。写真がないのは残念だけどビデオの初めの方にあります。反対にビデオにはマントンやバタの部分がないけど。今回、全体的に舞台が暗く、顔が影になって表情がよく見えなかったのはとても残念。セビージャで観た時は前の方の席だったからかな。そんな印象はなかったんだけど、今回はこれ、夜のイメージとかなのかしらんとか思わせるほど、でもそうだとしても顔見えないのは変だよね。

女優さんとのハレオの言葉繋げた呪文のようなセリフのとこはやっぱ面白い。難しすぎるから無理だあけど覚えたいくらい。ただこれはもう少し短い方がより効果的かと思ったのは前回と一緒。彼女は聖母マリアがマグニフィカ!と言った時一緒にいた従姉妹のイメージなのかもね。
© Festival de Jerez/Esteban Abión



セビジャーナスの場面でエレキギターを演奏するカンティサノが羽つきの帽子、ロベルトが兵帽をかぶっているのは聖週間の行列のイメージから。ラビが演奏していたカーニャという竹の棒を割った楽器、最近はあまり観なくなりましたが、ロシオやフェリアにつきものの楽器です。
© Festival de Jerez/Esteban Abión

ミゲル・ラビのギターを弾きながらのシギリージャ、やっぱシギリージャのような曲はギタリストにちゃんと伴奏してもらいたかったかも。カスタネットの音もちょっと気になった。なんか違和感。通常のより音質が高いのかも?

© Festival de Jerez/Esteban Abión
というわけで粗探しみたいになってしまったけど、本人が楽しみつつ踊っているというのは伝わってくるし、良い作品だと思います。


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