2025年1月6日月曜日

ラ・チュンガ逝く


2025年、フラメンコ界は悲しいニュースで幕を開けました。

1月3日、ミカエラ・フローレス・アマジャ“ラ・チュンガ”がなくなったのです。
87歳でした。

1938年フランスはマルセイユでスペイン人ヒターノの両親のもと生まれ。1歳でバルセロナへ。子供の時から踊り始め、 道端で踊る裸足の舞姫として注目され、画家ダリら、カタルーニャのインテリたちのミューズとなったそう。
映画にも出演しました。


これはグラン・アントニオと共演した映画のワンシーン。




マドリードのタブラオ、カフェ・デ・チニータスのフィグーラ、看板スターとして長年活躍し、筆者も見ています。ぼんやりとした写真ですが、赤い衣装がチュンガ、その人です。
カルメン・アマジャの後継者のように見られたこともあるようですが、カルメンのようにたくさんのレパートリーを持つわけでも、正統派フラメンコの舞踊家というわけでもなく、ルンバやブレリアを持ち前の激しい気性、テンペラメントで見せる、という感じだったと記憶しています。ただその彼女ならではの雰囲気がすごい、というタイプ。




 その後、画家として個展を開くなどもしていました。

国営放送のニュースのリンクを貼っておきますね。

ご冥福を祈ります。


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