2025年1月21日火曜日

EN MI CUERPOMANDO YO プレゼンテーション

 セビージャを代表するペーニャといえば、セビージャに留学してた人はきっと必ず一度は行っているだろう、トーレス・マカレーナ。

イベントが多く、そのほとんどが会員以外でも入場料に当たる寄付金10ユーロ前後で入場できるのと、舞踊公演も多いのは、他のペーニャにはあまりない特徴かも。


先週も舞踊公演2つ、カンテ公演1つ、と盛りだくさん。

でも私が出向いたのは日曜日のお昼に行われた書籍のプレゼンテーション。


詩人でフラメンコ研究家、 ビエナルの生みの親でもある、ホセ・ルイス・オルティス・ヌエボによるレトラ集。男女同権をテーマにしています。


フラメンコの歌詞も時代の鏡で、今の時代にそぐわない、女性蔑視のものや、女性に暴力をふるうのが当然、といった歌詞も多いのですが、そうではなく、女性も男性の奴隷ではなく、自分自身をもって行く、といった感じのものが多いのが特徴。

その歌詞を実際に、カルメン・ガルシアのギター伴奏でサラ・オルガドが歌いながら進んでいきます。入場無料で満員。カンテ・デ・レバンテやバンベーラ、シギリージャなどに乗せて歌われるのでありますが、発音がはっきりしていて歌詞がわかりやすいのが、こういう企画にぴったり。譜面台を前にしてるのは歌い慣れていないだろうレトラを間違えずに歌うためだろうけど、メロディもまるで楽譜があるかのようにポピュラーなメロディに正確な感じでありました。ギター伴奏は、基本を押さえた上で繊細さを生かしている感じ。



ビデオもちょっとだけ。バンベーラです。



Entre sábanas de Holanda
yo te lo quiere decir
Que si m´acuesto contigo 
Es porque así soy feliz
 
オランダのシーツにくるまって
あなたに言いたいのは
あなたと寝るのは
そうすると幸せだから

No quiero fidelidades 
Fragiles y quebradizas
Prefierolas lealtades
y el abrazo de tu risas.

貞節はいらない
壊れやすくて脆いもの
誠実の方がいい
あなたの笑顔の抱擁がいい



拙い訳でごめんなさい。
フラメンコは女性も男性も同じように表現できる、楽しめるアートなのだと思います。

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