2010年10月13日水曜日

ビエナル総括 その2

昨日、ビエナル総括を書いたあとアンダルシアの放送局、
カナルスールのラジオ番組でビエナルの特集をするということで
よばれてでかけていきました。

テーブルにはパーソナリティーであるヘスース・ビゴーラと
ディアリオ・デ・セビージャ紙のフアン・ベルヒージョ、
ABC紙のアルベルト・ガルシア・レジェス、
フラメンコラジオ・コムのフェルナンド・ゴンサレス・カバジョ、
ディアリオ・デ・セビージャ紙の舞踊評論家ロサリア・ゴメスと私、
そして電話でエル・ムンド紙のマヌエル・マルティン・マルティン、
エル・パイス紙のフェルミン・ロバトン、
と7人のフラメンコの専門家がそろいました。

で、結果。
やっぱり圧倒的な人気はパストーラ・ガルバンの「パストーラ」
ヘレスで観たフェルミンと私はみてなかったけどその素晴らしさは知っているわけで。
歌のダビ・ラゴス、ホセ・バレンシア、ギターのラモン・アマドール、パルマのボボーテ、
と、出演者全員を絶賛。

パコ・デ・ルシアについてはコンサートの評価はわかれたものの
その存在、その価値についての評価はもちろん全員一致。
ギターではやはりフアン・カルロス・ロメーロと、
エバ・ジェルバブエナの作品の作曲者であるパコ・ハラーナの評価が高く、

カンテでは、マリナ・エレディアが高い評価を得ていました。
この公演も私はみることのできなかったのですが、ここで踊ったファルキートは
自分の作品とは全くちがって、いつもの実力を思う存分発揮したとのことです。
またパンセキート(これも私は観てない)やトレメンディータの名もあがりましたし、
モライート作品でのトルタやオテル・トリアーナでのランカピーノ、カイータなども。

バイレはパストーラ以外に、イサベル・バジョン、そしてエル・ペレグリーノ。
いいものはやっぱりいい!
エバの作品については意見がわかれたものの、それはいつものことでもあり、
彼女自身がそれを望んでいるともいうし、彼女の踊り手としての存在にはゆるぎなく…。
いろんな意見が自由にとびかった、楽しい1時間でした。


期間の長さ、作品及び公演の数からいっても
世界最大のフラメンコ・フェスティバルではありますが、
オーガナイズはヘレスの方が上、という意見も全員一致。。。
ヘレスはその気になれば全公演みることができるけどビエナルはそれができない。
っていうのが大きいのかな?

ヘレスのプログラムもそろそろ発表されることでしょう。

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