2010年6月28日月曜日

マリア・パヘス「ミラーダ」初演記者会見


6月29日。サッカーのワールドカップでは
日本対パラグアイ戦、スペイン対ポルトガル戦が行われますが、
スペイン戦のキックオフのちょうどその時、
セビージャのマエストランサ劇場では
マリア・パヘス舞踊団20周年記念作品「ミラーダ」が初演されます。

28日の記者会見でマリアは
「記念作品というと今までの作品の名場面集にするというのが定番だけど
今回の作品は、かつての作品のアイデアをもらっている“ラジオ”をのぞいて
曲名は同じでもほとんどすべてが新作です」
と語りました。
先頃亡くなった、
彼女がその詩を踊ったノーベル賞作家ホセ・サラマーゴに捧げたこの作品は
すでにマドリード郊外でのプレ初演をへているということで
初演の緊張はあまりないとのこと。
今回のセビージャ公演のあとは、2月、日本でも上演予定とのことです。
日本の皆さんより一足おさきにマリアの世界、味わってきますね。

彼女ほどコンスタントにクオリティの高い作品を発表し続けている舞踊家ってあまりいません。
インスピレーションのもとは、とたずねると
「うーん、シーンがイメージとしてうかんでくるのよね」
とのこと。明確なイメージがあるからきっちりとした舞台作りができるのでしょう。
明日は、スペイン戦をほっぽって観てきます。
ちなみに公演は29日、30日の2日間です。

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