2010年6月13日日曜日

ミゲル・ポベーダ

スペインとポルトガルがEUに加盟して今年で25年。
その記念のコンサートが12日、マドリードのアウディトリオ・ナショナル、
国立音楽堂で開催されました。

国立管弦楽団が演奏したのは
モーリス・ラベルの「道化師の夜明け」、
「ボレロ」やマヌエル・デ・ファリャ「三角帽子」など
いかにもスペイン!のプログラム。
が、それだけではありません。
ミゲル・ポベーダがスペインを代表して、
ボレロとよばれるラテン・バラードの名曲、
「ベテ・デ・ミ」「ア・シエガス」を歌ったのでありました。
ポルトガル代表はファド歌手マリーザ。
二人ともカルロス・サウラ監督映画「ファド」に出演してました。

オーケストラをバックに熱唱したミゲル。
映画「抱擁のかけら」でもつかわれていた、「ア・シエガス」は
オーケストラを圧倒するほどの迫力。
この古いスペイン歌謡を思い入れたっぷりに歌い上げる彼には
誰もがひきつけられたことでしょう。

コプラを歌ったCDも好評だし、そのコンサートも大好評。
アルゼンチンタンゴを歌っていたこともあったし、
ほんとうに彼はマルチな大活躍。
何を歌ってもうまいんだよなあ。。。。
音程、音感、感情のいれかた。声量。センス。
ジャンルをこえた、
歌うということの基本がしっかりしてるってことなんだろうな。
でもカンテを本当に大切にしている彼だから
心からフラメンコを愛しているミゲルだから
他ジャンルの活躍も心配せずに楽しんで見守れる。

二人の共演もよかったし。
なかなか満足でございました。
って、ラジオ中継で聴いたんですけどね。
あとでテレビ中継があったことに気づいたのでした。。。残念。

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