9月27日、セビージャのカルボネリアでホセ・ルイス・オルティス・ヌエボの書籍『ペペ・エル・デ・ラ・マトローナ。レクエルド・デ・ウン・カンタオール・セビジャーノ(セビージャの歌い手の思い出)』の出版発表が行われました。
この本は1975年に出版されたものの再版なのですが、それ以降の新聞記事なども収録するなど新版と言えるのではないかと思います。オリジナルを持っていないので比較できないのですが。
ビエナルの創設者で1996年まで86年を除き同監督を務めていたホセ・ルイス・オルティス・ヌエボはマドリード、コンプルテンセ大学在学中にエンリケ・モレンテと知り合い、その後、知己を得て、彼の思い出語りを書き留めた本を書き上げたのは1973年のことだったそう。75年、ペリコン・デ・カディスの聞き語りと共に発売されました。以後、ボリーコやエンリケ・エル・コホ、ティア・アニカ・ラ・ピリニャーカらの聞き語りなど、これまでに20冊ほどのフラメンコ関係の本を執筆しています。
1887年セビージャ生まれで, 19歳でマドリードにでたぺぺ・エル・デ・ラ・マトローナは、スペイン内戦前から20世紀のフラメンコを生き抜いた人。その思い出はそのままフラメンコの歴史でありスペインの現代史。
当日は著者(写真右端)のほか、
ギタリスト・ペドロ・バラガン、歌い手マヌエル・ロメーロも登場し、
ぺぺ・デ・ラ・マトローナが歌ったカンテを再現してくれました。
というわけで、楽しく過ごせたのでありました。
本も少しずつ読んでいきたいと思います。
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