2025年9月26日金曜日

第2回ハレオス・エストレメーニョス国際舞踊コンクール

 第2回ハレオス・エストレメーニョス国際舞踊コンクール決勝ガラ公演と、決勝進出者の発表がセビージャのアンダルシア・フラメンコ機関で行われました。


主催者たちと決勝進出者(一番左がシルビア、右端がマリア、その横がアナイス)


決勝は10月2日、バダホスのアジャラ劇場で行われるとのこと。このコンクールは、元クリスティーナ・オヨス舞踊団のヘスス・オルテガの発案で昨年始まったもの。クリスティーナが、あなたはバダホスで何かしなくてはいけないと言ったことがきっかけになったとか。個人でフラメンコセンターを立ち上げ、現在スタジオも建設中。で、昨年からはコンクールも始めたということです。



昨年、鬼頭幸穂さんが出場したこのコンクール、今年もスペイン各地はもとより、ドイツやロシア、日本人も応募したそう。その中から決勝に進んだのは、セビージャのタブラオなどで活躍しているウゴ・サンチェス、ウエルバ出身マリア・カネア、セビージャのカルメン・ジャネスの3人はその名を知っている人も多いことでしょう。そのほかにグラナダ出身シルビア・フェルナンデス、フランスはニーム出身アナイス・リバスの5人。

瀬戸口琴葉さんは惜しくも補欠1位でした。補欠2位はロレナ・アルフェレス。

このコンクールは賞金が破格。優勝9000ユーロ、2位4000ユーロ、3位2000ユーロと舞踊コンクールとしては一番ではないかとのことでした。そのほかに、アンダルシア舞踊団、スペイン国立バレエ団での研修、チョロやピニョーナらによるフラメンコ・デ・エルクレスというフラメンコ研修、マドリードのタブラオ出演なども賞として適格者に贈られます。

18歳から45歳までが対象で、予選は5分から10分の自由選択曲(ハレオを選ぶとプラスではあるそう)の舞踊のビデオの審査で行われ、決勝では20分の持ち時間で2曲、必須のハレオス・エストレメーニョスと自由曲を踊りますが、必須曲には課題のエスコビージャとソニケテがあるというのが珍しいです。

審査員は、クリスティーナ・オヨス、ルベン・オルモ、パトリシア・ゲレーロ、ラ・ルピという面々だそう。

昨年は下のビデオのロベル・エル・モレノが優勝、準優勝がフアン・ホセ・ビジャル、3位がサイラ・プルデンシオでした。さて今年は?



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