Archivo fotográfico Bienal de Flamenco. Fotógrafa: Claudia Ruiz Caro |
客席の隅でブーツに履き替え、猫の鳴き真似をしながら、イスラエルファンにはお馴染みの金属製のゆり椅子(確か『アレーナ』で使ったのが最初)を使って踊ります。
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ここでサーカス一座の親方であるお父さんが説明したのによると家族と19匹の猫でトレーラーハウスに暮らし、ショーを行なっているそうな。彼がイスラエルの公演を観に行った時に、イスラエルが今度はあなたたちのを観に行きます、と行ってやってきたのが最初で、その後、空いているトレーラーハウスに2ヶ月住み込んだんだそうな。
おどけた音楽で登場し、帽子を使って踊ったり、ピエロでございますな。
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カーニャの歌詞をギター弾きつつパソドブレ風に歌うカラカフェ。
エプロンつけて、ポケットからおもちゃのピストル出したりして踊ったり。ドラえもん?(後ろで見てた友だちに聞かれて、あ、たしかに!と思ったのでした。)
小さい丸い台に乗って踊ったり。
サーカスのカリカチュアって感じ。最初の高下駄も竹馬に乗ってるような感じだしね。
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『フィナル・デ ・エステ・エスタード・デ ・コーサス』で使った(ひょっとすると『ガルバニカス』でもかな?)所々、凹んだり、跳ね上がったりする板の上で踊って、その上に並べられた鍋釜フライパンを落としたり。
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今度はカフェエプロンに替えて、闘牛場の喝采の中、ポーズだけで踊ったり、サパテアードにピトーや体叩いたりの人間パーカッションになったり。
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猫に餌をやり、というかぶちまけ、その上でサパテアード。
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猫の鳴き真似で歌われる曲で猫耳つけて踊って、
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バストン使って踊ったら、最後、バストンが尻尾になるというオチ。
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カーニャ風ガロティン、ガロティン風カーニャ?とかも面白い。
とここまで45分、ほぼ踊りっぱなし。
「僕の妹」と紹介し、パストーラ登場。王冠つけて、超ピンヒールで色っぽく動く。
さっきの高下駄がピンヒールに変わって、これもやっぱり竹馬なのね。
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そのフラメンコなこと!
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なんかね、ちょっと太ったんだけど、その太り方が理想的で、よりフラメンコで、よりセクシーな感じ。
裸足になって、エプロンつけて、カラカフェが奏でるスペイン歌謡のアレンジ集はラジオのイメージかな、おばちゃんが台所で踊っている感じで、彼女の作品『パストーラ』で最初にタンゴ踊ってた、あの感じ。
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フライパンをギターのようにしたり、ブルブル震える機械の上で、声だしてビブラートかけたり。
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布に体巻き付けての空中遊泳エアリアルがこの日一番の大技。
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音楽違うけど。
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客席にいたイスラエルたちのお母さんや弟も舞台に出てひと踊り。
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ジプシー万歳、ってとこですね。
ん〜。イスラエル、パストーラ、サーカスの三部構成って感じで、バラバラな感じだったのはちょっと期待外れかも。
いやね、イスラエルが自由に遊んでる、っていうか。
いつか観たような動き/振りが多く、ある意味、今までの踊りの総集編みたいな感じで、新味はないけど、足技もすごいし、腕なんかもばっと伸ばすとそれがどこまでも伸びていくような感じがするくらいに、個人技は堪能できて、それはそれで満足だし、パストーラのかっこよさも再認識できたし、それはそれで良かったんだけどさ。でもやっぱもうちょっとつながって欲しいというか。
サーカスの人が膝叩いて踊るのとか、一緒にやるかな、と思ったんだけどなあ。なんかこれだと一緒にやる意味があんまないような。
結論。天才はやりたいことを自由にやることができる。
天才の見せる一瞬見たいもんなあ、やっぱり。
あ、今回なぜかあんまりイスラにいつものような内包するコンパス感じなかったんだけど、なぜだろう。解体中?
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