スペイン国営放送ラジオの“オホ・クリティコ”特別賞の2009年度の受賞者に
先日新譜「モレンテ・フラメンコ」を発表したばかりのエンリケ・モレンテが選ばれた。
エル・オホ・クリティコは国営放送ラジオの番組で、
音楽や演劇、映画、美術、文学といった文化の情報番組。
月曜から金曜まで毎日19時からの放送。
若手の詩人やミュージシャンに贈られる各部門の賞とは別の、この特別賞は
昨年が映画監督のペドロ・アルモドバル、
一昨年がシンガーソングライターのホアキン・サビナ、
06年が詩人のパブロ・ガルシア・バエナ、
05年が建築家のサンティアゴ・カラトラバと、
スペインのカルチャーシーンを代表する人たちが受賞している。
12月17日に行われた授賞式で文化相からトロフィーを授与されたエンリケは
「この賞をもらえる日がくるとは思わなかった」
“フラメンコの伝統の知識とそのプロフェッショナル性、前衛性”がその受賞理由。
そう、伝統を知り得てこその前衛。前衛あってこそのアートなのである。
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