フラメンコはアートである。
フラメンコが誕生し、形作られていった時代はまた前衛芸術のそれと重なりあい、
ピカソやダリがフラメンコを愛し、またそれに関わっていた。
ピカソはディアギレフがプロデュースしたバレエ・リュスの「三角帽子」や「クアドロ・フラメンコ」の舞台美術や衣装をてがけ、ダリも「三角帽子」や「カフェ・デ・チニータス」の美術をてがけているのだ。
昨年、マドリードのソフィア王妃美術館,パリで開催された「ノーチェ・エスパニョーラ」は、現代美術家であり、イスラエル・ガルバンのブレーンでもあるペドロ・G・ロメーロが
企画した、フラメンコに関する美術展であり、そこではフラメンコと前衛芸術の関わりがあきらかだった。
この流れを受けて、マラガのピカソ美術館でもフラメンコの11月27日から来年4月23日までフラメンコの公演が行われる。
11月27日は,セビージャのクリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校校長のフェルナンド岩崎の講演とカリスト・サンチェスのカンテ(伴奏マノロ・フランコ)。
12月18日は、詩人でセビージャ大学教授エンリケ・バルタナースの講演とリディア・モンテーロのカンテ。
2月12日はABC紙の舞踊批評家、マルタ・カラスコの講演とルイサ・パリシオのバイレ。
3月12日は前ソフィア王妃美術館館長のフアン・マヌエル・ボネの講演にエドゥアルド・レボジャルのギター。
4月23日はイスラエル・ガルバンのバイレで幕を閉じる。
0 件のコメント:
コメントを投稿