フラメンコの故郷アンダルシア。フラメンコの歴史をたどっているとカディス、ヘレス、セビージャといった大きな町だけでなく、カディス県やセビージャ県にあるより小さな町の名前も登場します。カディスならプエルト・デ・サンタ・マリアやサンルーカル・デ・バラメーダ、セビージャならレブリーハ、ウトレーラ、モロン・デ・ラ・フロンテーラ、マルチェーナ、マイレーナ・デル・アルコールといった具合。そんな町の一つがラ・プエブラ・デ・カサージャ。
セビージャから東へ62キロ。マラガ/グラナダへ向かう街道沿いにある、人口1万1千人の町。フラメンコ好きなら、盲目の歌手、ニーニャ・デ・ラ・プエブラ(1909−1999)やホセ・メネセ(1942−2016)の名前を聞いたことがあるはず。メネセに多くの歌詞を提供した画家で詩人のフランシスコ・モレーノ・ガルバンが、メネセや地元のアフィシオナードたちと共に始めたフラメンコ祭、レウニオン・デ・カンテ・ホンドも知られているのではないでしょうか。小さな町にもかかわらずこの町には現代美術館があり、
フランシスコ・モレーノ・ガルバンの兄で美術評論家のホセ・マリア・モレーノ・ガルバンの名前を冠したもので、フランシスコによるフェスティバルのポスターの原画などが常設展示されています。
その美術館の1階で7月からこの10月18日までアロンソ・ヒルという現代美術家の、フラメンコも一つの要素となった展覧会『ラ・フエルガ』が開催。。そのフィナーレを飾るように、10日には、作家とこの展覧会のキューレーター、エステル・レゲラによる解説とルシア・ラ・ピニョーナのパフォーマンスがあるということで、セビージャから貸切バスも出るということで出かけてまいりました。
作者本人の解説が聞けるなんていうのは現代美術ならでは。
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