暗闇の中で忙しくもがき続ける。それが彼女のフラメンコなのだろうか。自らの誕生日をタイトルにしたこの作品で見せたのが、詰め込むだけ詰め込んだ足中心の振りと恨みつらみのような怖いフラメンコだったのは悲しすぎる。
技術はあるし、2023年ラ・ウニオン優勝もだてじゃない。24年に。24年にラ・ウニオンで前年優勝者ガラみて、うまいなあ、足強いなあ、とびっくりしたのも嘘じゃない。あの時も踊っていたタラントとソレアを今回も。でもタラントは歌の部分がディエゴ・ビジェガスがハーモニカなどで歌うというのが新しいといえば新しい。またジャケットが赤から茶色に黒刺繍、きらきら付きになっていた。男装はいい。でもタラントにきらきらは必要ないって。
| ©︎ Remedios Malavárez/Fundación Cajasol |
ダビ・カロギターソロのシギリージャ、と思いきや、ペペ・デ・プーラ登場でマルティネーテに。シギリージャ。黒い衣装で猛スピードで踊るシギリージャのどこにシギリージャの深み重みを感じろというのだ。
| ©︎ Remedios Malavárez/Fundación Cajasol |
カンテソロのティエント/タンゴを挟み、最後はえんじ色のバタ・デ・コーラでのソレア。バタなのに、優雅さが全くない。手の動きに癖がある。なんというか、柔らかい円を描くような流れではなく、パッと手開いて場所を移動するようなデジタル感。よく見ると両手に指輪してるしブレスレットも。物語のあるもので指輪しているのを見たことがあるような気もするけど、普通のフラメンコ舞踊で指輪しているのに気がついたのは初めてかも。爪も付け爪なのか長いし。美しくない。
| ©︎ Remedios Malavárez/Fundación Cajasol |
ま、フラメンコ感は人それぞれだから彼女の暗く強く忙しく、ってフラメンコも好きな人はいるのかもですが、私はもっと多彩な魅力を見せるフラメンコが好きだなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿