2026年5月9日土曜日

 フランシスコ・イダルゴenトーレス・マカレーナ

 カディス県アルゴドナレス出身のフランシスコ・イダルゴ、2024年のヘレスのフェスティバルで、コンテンポラリーダンス寄りのフラメンコ作品『モスカ・イ・ディアマンテ』を上演し、作品の完成度と個性で私たちを驚嘆させたバイラオール。その彼がセビージャで踊るのは10年ぶりだという、それもその最後のセビージャでの公演はこのペーニャだったという。

フアン・アントニオ・ゴメスのギターソロで始まり


一曲目はアレグリアス。ホセ・アニージョ、トリニ・デ・イスラと、オール・カディスだから音楽もよく、スッと登場したフランシスコも伝統的な感じで踊っていく。のだけど、流れは伝統的なのだけど、身体の使い方、腕や手の形が独特。彼独自の言語でフラメンコを語っている、という感じ。写真で見るとどこか違和感を感じるかもなのだけど、流れは伝統的だしm、リズムとの絡みもいいし、で魅了される。


アレグリアスからマラゲーニャへと移り、そこからロンデーニャへ。歌を踊っているのだけど、それはカンテが持つ形と熱を描くような踊り方で、セビージャの歌の踊り方とは違う。もっと抽象的というか、擬人化した音楽そのものになっているというか。いや、面白い。

休憩を挟んでの第二部はカンテソロでファンダンゴがあってからのソレア。


他の誰にも似ていない、彼独自の言葉で踊るフラメンコ。取ってつけたようなコンテンポラリーぽい動きとかではなく、フラメンコもコンテンポラリー的なテクニックも、すべて彼の血肉になっているからこそ踊ることができるフラメンコ。

好き嫌いはあるかもしれないけど、一見の価値あり。フラメンコの表現の多様性、可能性を改めt感じさせてくれるアーティストであります。

終演後、聴いたら、やっぱりちゃんとバルセロナやマドリーできちんとコンテを習っているのであった。なるほどね。付け焼き刃かそうじゃないかってやっぱわかるってことだよね。

この日はなぜか空いていたんだけど、うん、なんでみんな来なかったんだろう。おすすめなんだけどなあ。


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