2025年10月8日水曜日

日本フラメンコ協会新人公演配信を観て2025 その4 3日目舞踊

新人公演感想続きです。

かなり辛口に思えるかもですが、こうすればもっと良くなるはずなのにと思ったことをついいいたくなってしまうのです。ごめんなさい。


3日目

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B-39 
「アレグリアス」

身体も表情も緊張でかたくなってるのかな水色の細かいフリルの段々が可愛いドレス。上半身そるとか傾けるとか肩を動かしてみるとか、もう少し柔らかい雰囲気出るとよかったね。


B-40
「シギリージャ」

無伴奏の歌サリーダからの足、回転で始まる。黒い衣装。歌をゆっくりゆっくりマルカール。自分なりのイメージ持っているような感じ。気持ちのいいポイントからちょい遅く入る感じがあったりする。ちょっと芝居がかった去っていくとこかっこいい。


B-41 
「ソレア」

歌をゆっくり丸カールして始まる。黒い衣装に白刺繍のシージョ。自分なりのイメージがあって、踊っているような感じ。ソレアなんだけど、時々こぼれてしまう微笑みに踊ることを楽しんでいる感じがあっていい。


B-42 
「ソレア」

赤い衣装。ポーズや動きを順番通りにやってるだけみたいに見えてしまうのは何故だろう。ソレアという曲がどういう曲なのか、一つ一つの振り、動きの意味、方向性を考えよう。気持ちと動きを繋げよう。とにかくいっぱいいろんな人のソレア見てイメージを作っていくといいのでは。


B-43 
「ソレア」準奨励賞 

紺の衣装に黒のシージョ。ゆっくりゆっくりマルカール。マヌエラやらエバやらイメージを持って踊っている感じ。踊る喜びで笑顔になってしまうのがB41と同じ。気持ちありすぎて先走らないように。


B-44 
「シギリージャ」

黒い衣装にきん刺繍のシージョ。気持ちに技術が追いつかない感じの拙いところはあるが気持ちというか自分のシギリージャのイメージはあって踊っているような。首が前にでるというか下向きすぎな気もする。そういう人多いですね、暗い曲だからといって下ずっと見てるのも変。顎をあげていきましょう。ブラソあげていく時手首曲げて手が落ちて残ってしまうように見えるのとか、腕から手の動きも見直すといいかもです。


B-45 
「バンベーラ」

紫のシンプルなお衣装。まず、なぜソレアでもソレアポルブレリアでもなくバンベーラなのか、ということを考えるべき。そしてどんなふうに踊りたいかをイメージ。歌を聞いて歌に反応して踊りたい。観客を意識しよう。稽古ではなく皆に見てもらうものなのです。せっかくの伸びやかな歌がBGMにしかなってない。もったいない。


B-46 「ティエント」

一人で踊っている感。自分の世界に浸ってしまっていて外の音は聞こえていないような。振り優先。意味わからずに動いているような感じがしてしまう。スカート上げすぎだったり、ひらひらさせ方がフラメンコぽくないのだけど多用。衣装のデザインのせいもあるのかな。


B-47 
「タラント」

ファルセータをマルカール?して始まる。ベージュに黒レースのお衣装。袖はスケ生地水玉、花なし、櫛のみ。曲についてのイメージはありそう。下向き加減だと首がめり込んで見えてしまうので顎あげたほうが綺麗。タンゴで突き抜けていく感じとか構成的にはまちがってない。


B-48 
「ソレア」 

黒衣装、金刺繍シージョ。自分のイメージはあって踊っていそう。回転もできている。ただ首が落ちちゃう。首の線綺麗なので勿体無い。しっかり前見て。


B-49 
「ロマンセ」

曲のイメージに合った、東欧ヒターナ風というか、ノマドなキャラバンヒターナ風衣装をちゃんと選んでいるし、この場合はこの三つ編みも正解。これは曲のイメージにあった衣装を選んだいいお手本。手は手、足は足というふうに部分部分が別々で全体のつながり、なめらかさというかこなれた自然な感じがない。動きに余韻、、間合いを考え、待ちを入れるといいのでは。


B-50 
松本 美緒「ソレア」

黒のシンプルなワンピース。シギリージャみたいな雰囲気のソレア。多分、そんなソレアをイメージして踊っているのだろう。睨む目力。迫力。ムチョコラヘなソレア、ありだと思います。


B-51 
「シギリージャ」

赤いワンピースにジャケット。どこか南米風にも見える衣装、袖口のふわふわの意味?_腰のフリンジの意味。シギリージャという、フラメンコの曲種の中で最も深刻で悲劇的な曲には相応しくない気がする。回転要練習。最後も狐につままれたような。


B-52 
「グアヒーラ」

フリルに赤い縁取りのある黄色のツーピースにカスタネット。あわただしくあっちへこっちへと動くのは、ゆったりしたイメージのグアヒーラには遠いような。アストゥリアス入れたりは面白いけど、なぜ?


B-53 
「アレグリアス」

意気込みよし。意欲はありそう、楽しんでいる感もいい。ただまだ色々余裕なさそうなので踊り込んでいくと良くなるかも。いっぱい見ていっぱい踊って前進あるのみ。


B-54 
「タラント」

サリーダなしの歌から突然始まるのは時間制限に合わせてなのかな。ちょっとびっくり。黒い衣装に赤紫のフレコのシージョ、黒バックに黒衣装でほとんど見えない。顎引きすぎ上向こう。一瞬、顎上げた時、背筋もスッと伸びてムイフラメンカでかっこよかった。腕長くて綺麗なのでブラソの表現鍛えるといいんじゃないかと思ったり。

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