2024年5月6日月曜日

ギリホンド祭最終日

セビージャ郊外のパロマーレス・デル・リオでのフェスティバルも最終日。
会場をアラブ風呂遺跡のある公園に移し、野外での開催。

5月に入って日中は半袖で大丈夫とはいえ夜は冷え込み、蚊と寒さに悩まされました。
来年行く人は虫除けスプレー必須。

コンサートに先駆け、スペイン以外の国出身者に送られるクリスティーナ・へーレン賞の授賞式、受賞者はなんとワタクシ。
30年来のお友達で、世界で一番フラメンコをよく知っている人。かつてタブラオで演奏していたフラメンコ・ギタリストで、フラメンコの歴史など著書多数なフラメンコ研究家。エンリケ・モレンテ、カルメン・リナーレスら多数のCDのプロデューサーでもあり、ユニバーサルのフラメンコ集などを編纂もしているし、スペインの著作権協会のフラメンコ専門家でもある。というとんでもなくすごい人がなぜかずーっと仲良くしてくれていて、この夜も私の紹介をしてくれたのでありました。ありがとう! 褒められすぎですが。

GURIJONDO ©︎ Perezventana

で受賞いたしました。
左からペドロ・コンデ文化担当官、マヌエル・ボルケス監督、ワタクシ、マヌエル・ベンフメア市長、クリスティーナ・ヘーレン。

GURIJONDO ©︎ Perezventana

へーレン賞ということで、へーレン財団フラメンコ芸術学校から、留学中の瀬戸口琴葉、アンディ井戸に、財団学校のギタリスト、フアン・アンギータ、歌い手ロベルト・モンターニョ(アルカンヘルぽい声でありました)が加わって、学校のクラスで学んだミゲル・アンヘル・エレディア振り付けのソレア・ポル・ブレリアを端正にきちんと踊りました。

GURIJONDO ©︎ Perezventana

続いて、これも大昔、設立間もないへーレン財団学校で学んだオランダ出身ティノ・バン・デル・スマンのリサイタル。パーカッションのダビ・チュペテと聴かせてくれたのはソレアなど5曲。合間にユーモアたっぷりの楽しいおしゃべりも聴かせつつ、演奏は流石の安定感。ガロティンか/セビジャーナスではダビがカスタネットで伴奏したのも楽しく、いやフラメンコのパーカッション奏者がカスタネット演奏するの初めて見たけど、ギターとの相性抜群だし、メロディアスだし、可能性広がるなあ、と思ったことでした。

GURIJONDO ©︎ Perezventana

休憩を挟んでエスペランサ・フェルナンデスが、ミゲル・アンヘル・コルテスの伴奏で。

マラゲーニャからのアバンドラオ、トリアーナのソレアとカーニャ、アレグリアス、タンゴス、ブレリア。昔よく聴かせてくれたカンティーニャ・デ・ピニーニも聴きたかったな、とかも思うけど、広いレパートリーからその日どの曲を選ぶかはアルティスタ次第。

靴を脱いで踊りながらのブレリアで本領発揮。華やかに、4日間にわたるフェスティバルは幕を閉じました。

GURIJONDO ©︎ Perezventana










 

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