2026年1月7日水曜日

訃報 フアン・ラミレス

 


フアン・ラミレスが亡くなったと、ポル・バケーロのfacebookで読んでフリーズ。あれ、つい最近、スペインの靴ブランド、カンペルのフラメンコ風シューズのプロモーションの写真がアップされてたよね、ここ数年もマドリードなどで公演の話聞いてたのに。なぜ?突然?

どうやら急激に病状が進行して、だった模様。

1959年メリダ生まれ。本名フアン・ナバス・サルゲロ。幼い時からセビージャに住み、1971年にヒタニージョ・デ・オロの名前でフラメンコの天才少年としてレコードデビュー。


その後、セビージャを離れたが、1982年ビエナルのヒラルディージョのコンクールに参加)優勝はマリオ・マジャ)、また1986年コルドバのコンクールでパストーラ・パボン賞受賞。この時期、パコ・デ・ルシアのセクステットに参加。



アルバム『シロコ(邦題; 熱風)』収録のアレグリアスでサパテアードを聴かせている。ただし飛行機嫌いでセクステットのツアーのリズムについていくことができず、マノロ・ソレールに代わった。

私が彼の名前を知ったのはパセオに友繁晶子さんのエッセイでだったが、実際に見ることができたのは90年台のこと。マドリードのカサ・パタスやレボルベールという、どちらも今はないライブハウスで踊るという話を聞いてセビージャからはるばる出かけて行ったものだ。とにかく足がすごい。怒涛のサパテアード。音楽のような靴音は耳に心地良く、いつまでも聴いていたかった。足ばかりでブラソはないとか揶揄されていたが、腕にエネルギーが集中していたような印象も残っている。アントニオ・カナーレスや、彼以降の踊り手たちに与えた影響は計り知れない。リズム遊びのような複雑なサパテアードの祖と言ってもいいかもしれないのだろうと思う。



その後、一時表舞台から遠ざかった時期もあったが(靴を売っているという噂だった)、2004年『マス・フラメンコ・ケ・タコン』というアルバム(CD+DVD)を発表。


最近までマドリードやスペイン各地のタブラオなどで活躍していた。

靴メーカー、カンペールのプロモーションhttps://www.camper-japan.jp/item/women/post-27.html

でその写真が使われていたので、お元気だとばかり思っていたのですが。

カンペルのホームページから

65歳。早すぎる。心からご冥福をお祈りします。


また同日、アンダルシア・ロックのグループ、スマッシュのドラマー、アントニオ・スマッシュも亡くなりました。享年73歳。訃報が続きます。

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