2021年12月13日月曜日

リトゥルヒア・アンダルーサ

 12日、セビージャはトリアーナのサン・ハシント教会で行われた不思議な公演はリトゥルヒア・アンダルーサ、アンダルシアの典礼というタイトル。

ちょっとミサ・フラメンカのようで、実際、ミサの順番になっているそうなのだけど、ミサではなく、歌詞は基本、昔ながらの伝統的なものだし、詩人マチャードの詩をシンガーソングライターが歌って一般にも広く知られる「サエタ」が入ったり、うーん、ちょっと中途半端かなあ。

グレゴリオ聖歌風の最初のコーラスの感じからフラメンコのマラゲーニャに移っていく感じとかは悪くなかったんだけど。



あかりは蝋燭のみで、踊りは後ろからはほぼ見えない。マイクも付けてるみたいだけど声も聞こえたり聞こえなかったり。特にサンドラの細い声での細かな歌い回しとかがあまりよく聞こえなかったのは残念だなあ。伴奏のチェロはよく響くのだけど、歌は向かっている方向にしか声が届かない感じ。

出演の歌い手ファロ、サンドラ・カラスコ、踊って歌ホセ・マジャ、パーカッションと歌のディエゴ・アマドールJrとチェロのホセ・ルイス・ロペス(ラファエラ・カラスコの公園などでも見かける、フラメンコをよく知っている人であります)と、出演者は熱演好演。
踊り、あまり見えないんだけど、サパテアードとかの音でオレは出ます。見えない前提で作ってるのかなあ、これ。

もう少し照明と音響を工夫して、歌詞ももっとちゃんとセレクトし、これ用に作るなどするとかもして、ってしたらよかったのなあ、とか思ったことでした。



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