2019年11月22日金曜日

マルコ・バルガス&クロエ・ブルレ『ロス・クエルポス・セレステス』

20日21時からはセントラル劇場でマルコ・バルガス&クロエ・ブルーレの公演を。

フラメンコの可能性は無限大!

音楽はギターとカンテのフラメンコではありません。
基本は電子音楽。それにパーカッションが加わります。
パーカッションはミュージシャンが実際に叩く太鼓もあれば
踊り手たちのサパテアードだったり体を叩く音だったり。
フラメンコのリズムやテクニックを使っているけれど
これはフラメンコではない、という人もいるかもしれないな、という感じ。
でもきっとコンテンポラリーの人が見ればフラメンコだよ、っていうんじゃないかな。
そんな感じ。

多分本人たちもそういう分類はもうどうでもいいのだと思うのであります。

「銀河の星たちは同じように見えて実は一つ一つ違っている」
という語りで始まり、その星のように、一人一人違う踊り手達4人が、ミュージシャン(彼も踊る!)と創り出す世界にはいろんなメッセージが含まれているよう。
涙が出るような切ないシーン(女性二人のデュオ!)も、お祭りのような楽しいシーンもあるけれど。

結局、私は私。
生きて死ぬ。

そういうことかな。

フラメンコは、昔ながらの形を守るだけでなく、その歴史上でも色々と新しい挑戦をしてきたわけだし、私にとってはこれもフラメンコの一つの形。

っていうか、マルコの形がムイ・フラメンコで、ナイジェリア系ロンドン生まれのジンカの美しい形や、クロエの伝えようとする心で、なんか満たされたのでした。

照明も素晴らしいしシャボン玉や紙吹雪も効果的。


マルコは小松原舞踊団の招きで何度も来日しているので、日本でもおなじみでしょう。トリアーナの生まれでマリオ・マジャ舞踊団出身。映画『フラメンコ』でイスラエル・ガルバンとともにマリオの手を押さえているのが彼であります。
クロエはカナダはモントリオールの生まれ。バレエを学んでいたのですがフラメンコのためにセビージャにやってきてハビエル・ラトーレ『リンコネテ・イ・コルタディージョ』などに出演します。2004年から2005年にかけてはエル・フラメンコにダビ・ロメロのグループで出演。
スペインに帰るとマルコと組んで、作品を作り始めました。
それから15年。
集大成というべきこの作品では初めて他のダンサーも入ったのでありますが、それも全く違和感なく、ダンスであり、フラメンコであり、コンサートであり、パフォーマンスで。
スペインでは演劇祭などでも公演することが多いけど、一般にはどういう評価なのかな。

うん、一度是非見てください。





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