スペインに帰国した翌日、ファルキートの公演へ。
セビージャはマエストランサ劇場で2日間。満員の観客を堪能させてくれた。
いやあ、これは文句のいいようがないだろう。
ファルキート、ファルー、カルペータ、バルージョ、アフリカ、ポリート。
ファルーコ一家がそろいぶみ。
祖父ファルーコが築いたスタイルを継承しながらもそれぞれに個性的。
客席に入るとビデオでの楽屋風景が上映されている。
ドキュメンタリータッチで中継のようにみせるのだが、もちろん中継ではななく構成されたもの。でも試みとしては面白い。
ファルキートとファルーによるシギリージャ。
二人で同じ振りを踊るとそれぞれの個性がより際立つ。
ファルーのブラソの男性的な美しさ。ファルキートのバイラオールならでは歩き方。
伝統をきちんと身に付けている。
なおビデオは曲と曲の間をつなぐように昔の、幼い頃のファルキートやファルーの姿をも映し出し、生でそれをみていた身にはサウダージ、うるうるするほどなつかしい。
ブレリア。ブレリア。ブレリア。
もう立派な青年となったカルペータのアレグリアス。
ファルキートのブレリア。これがすごかった。ぞわっとくる感じ。なんだろう。
このファミリーはそれぞれにいいんあけどこの人はやはり別格。
バルージョのタラントは短い上着にコルドベスという古風な衣装で。
ファルーと従姉妹のアフリカによるグアヒーラ。母ピラールがやっていたあのグアヒーラ。
ファルーの男伊達。最後は ホタ・マドリレーニャというのもマドリ生まれの祖父ゆえ?
そしてファルキートのソレア。
祖父ファルーコのエスクエラ、流派を受け継ぎ、発展させていく世代の素晴らしさ。
ファルキートの踊り手としての素晴らしさ。ファルーのファルーコ一家ならではの持ち味。
同じ流派を受け継ぎながら、それぞれの個性が花開く。
フィナーレでちょっと踊ってみせたトロンボのすごさ。
ファルーコに学んだ彼の実力。
ファルーコのスタイルは、孫に曾孫にと受け継がれていく。
アンコールでちょっと踊ったファルキートの息子のかわいさ。
フラメンコは死なない。
フィナーレのビデオはこちら
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