2012年8月31日金曜日

ビエナルのクルシージョ10 ペペ・トーレスとイネス・バカン


セビージャ在住日本人バイラオーラの横田万紀さんから
クルシージョの案内が届きました。

そのまま転載します。

以下横田万紀さんから

2012年ビエナル期間中の特別クルシージョ
バイレ:ペペ・トーレス/
9月3日(月)~28日(金)pm.12:30~13:30:各週違った内容(ブレリアやアレグリアス・ソレアの部分的振り付けなど)
写真Kyoko Shikaze

カンテ:イネス・バカン/
9月3日(月)~12日(水)、9月24日(月)~28日(金)pm.18:15~19:15

 両講座とも;土日は除く/通訳付き/初心者からプロまでレベル不問/事前の申し込みが必要です/その他個人レッスンも受け付けます(55ユーロ~)。
講座料:バイレ:週 110ユーロ/単発:25ユーロ/
ギターが必要な日は別途/要:参加者5人以上。

カンテ:各日22ユーロ/ギターが必要な日は別途/要:参加者3人以上。
問い合わせ・申し込み(横田):TEL;(7月以降):34-954900694 / 34-619233563
e-mail(常時): isbylia11@hotmail.com
ESTUDIO FLAMENCO ISBYLIA c / Jimenez Aranda 4 bajo7  41005 Sevilla

 ペペ・トーレス:
ぺぺがソン・デ・ラ・フロンテーラの踊り手として彗星のように現れたときには、目を疑ったものです。あのアンドラーノらと一緒に唄って踊るフェステーロだった少年が
近年稀にみるムイフラメンコな正統派で、しかも新鮮なのに懐かしいような、古い時代を思い出させる味がするのです。それはぺぺがモロンのディエゴ・デル・ガストール(姪の息子にあたる)やホセレーロ(孫にあたる)らの名門ガストール一家に生まれ、アンドラーノやディエギート・デ・モロンら錚々たるアルティスタの甥っ子として小さなときからフラメンコな生活を生きてきたからでしょうか?ギターも唄も得意なオールマイティで、大成功したグループの解散後はソロの踊り手として海外をはじめあちこちのフェスティバルに招聘され活躍中です。彼の唄でブレリアなどやってみたくて、忙しい彼を口説いてクルシージョを企画しました。アンへリータ・バルガスも2010年のアメリカツアーで共演して以来ぺぺ絶賛です。去る2月にペーニャで催されたアンへリータのオメナヘでは、5分余の短いソレアでベテランアルティスタの面々を差し置いて、観客を総立ちさせました。すっかり舞踊化してしまった現代に貴重な、彼のフラメンコのセンティードを学びましょう。
http://contratacionpepetorres.wordpress.com/
http://es.video.search.yahoo.com/search/video?p=pepe+torres+flamenco

 イネス・バカン:
イネスの唄は近年ますます神々しくなってきたと思います。ピニーニ一族に生まれ、祖母フェルナンダ、父バスチァンの唄をはじめ、チャチャ・ルイサ、ペラータ、兄のペドロ・バカン、従姉のフェルナンダやベルナルダ、ペパ・デ・ベニート、レブリハーノ、ミゲル・エル・フニら枚挙にいとまのないアルティスタに囲まれて、一族の伝統をしっかり受け継いでいるのに、誰にも似ていないのです。フラメンコの唄は人間的な、あまりに人間的な感情を深く通底して聴く者の心を引き裂きゆさぶるものですが、イネスは唄いながらツート、ツートと神と対話して宇宙大になってゆくので、聴く者は第一声からそのオーラに感電してしまいます。そのイネスがイスラエル・ガルバンとのツアーの合間を縫ってレブリハから教えに来たいというので、彼女と時間を共有する場を設けることにしました。初心者(唄い手志望でない方も歓迎)もプロもまったく関係ありません。私は風呂場で鼻唄もでないし、既成の宗教は忌避しておりますが、彼女のシャーマン的光のそばで祝詞(のりと)のようにレトラをつぶやいたり唱和してみたら、心のセラピーになるような気がします。
http://www.flamenco-world.com/tienda/autor/ines-bacan/548/
http://www.youtube.com/watch?v=KHlncc6eu-8
http://www.youtube.com/watch?v=tfcHy3I6UN4



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