2026年8月3日月曜日

ラ・ウニオン2026/マドリード州立スペイン舞踊団『ビアへ・アル・アモール・ブルホ』

 マドリード州立スペイン舞踊団は、2024年ヘスス・カルモナを監督に創立され、現在はモニカ・フェルナンデス、ガラ・ビバンコス、アントニオ・カスティージョの3人が共同監督というまだ若いカンパニー。マヌエル・デ・ファリャの『7つのスペイン民謡』をオルガ・ペリセが、『恋は魔術師』をエステベス&パーニョスが振り付け、音楽はファリャとダニ・デ・モロンという第一線で活躍するメンバー。舞踊団員も有名な人こそいないけれど、ちゃんとテクニックはある、一定のレベルはクリアしていると思います。だがしかし、なのであります。


©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas

全体としてとっ散らかってて統一感はなく、どんな観客を想定しているのか、何が言いたいのだかまーったくわからない。
プログラムがないから出演者の名前もわからないし、場面の説明もなにもないので、これを書くのにネットで見つけた他の場所での公演のプログラムを見つつこれ書いてます。ギタリストがセレドゥエラでパーカッションがルキ・ロサーダというのも最後の挨拶のとこで判明。ネットだけでプログラムあったほうが絶対いいと思います。

途中、エスクエラ・ボレーラやホタが登場する時と、後半、『恋は魔術師』の中の役を踊っているのであろう時にかな、赤や緑の衣装も登場するものの、基本が稽古着のような黒い衣装で、体操みたいに繰り広げられる群舞に始まり、オーケストラの録音で(カラオケ)でソプラノの歌う7つのスペイン民謡が踊られ、『ドビュッシーの墓のために』では寸劇ぽくもあり、続いて「場面1何なに、」みたいなセリフの後に情景を見せるようなフラメンコ曲の場面があって最後が『恋は魔術師』。
チェロ・パントーハの熱唱はフラメンコで良き!のでありますが、物語が見えない。オリジナルのあらすじ、知っていても、え、誰がカルメロ?亡霊は?って感じ。なんかやたらセクシュアルな振りがあったり、うーん、なんだかなあ。エスクエラ・ボレーラもホタも、形はなぞっているけれどプロの踊りには見えない。スペイン国立バレエ団やナハーロ舞踊団のレベルの高さがこういうのを見るとよくわかるという感じ。

10月には新作を披露するそうですが、なんかこれを見る限り期待はしないほうがいいかも、とまで思ってしまいました。船頭多くして船山に登る、ってやつなのかなあ。ガラはスペイン国立に居た人だし、モニカはカナーレスに鍛えられているんだけど、やっぱ複数で舵を取るのは難しいのかもしれません。

©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas

©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas




0 件のコメント:

コメントを投稿