2017年7月10日月曜日

コルドバギター祭ホセ・アントニオ・ロドリゲス

7月9日、コルドバのギター祭も最終日。
グランテアトロではコルドバ出身のホセ・アントニオ・ロドリゲスのリサイタル「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」
ビセンテ・アミーゴより3歳年上の1964年生まれ。
81年にラ・ウニオン、82年にヘレスのコンクールで優勝。84年にコルドバ音楽院フラメンコギター科を卒業し、同校教授に。86年にはコルドバのコンクールで優勝。88年にはソロアルバムをリリースした実力派。
後、マリオ・マジャやマリア・パヘスに楽曲提供したり、オーケストラと競演したりと多方面で活躍。その彼が98年に発表した「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」と同じタイトルだが、内容は、タイトル曲以外は新曲中心。

サパテアード、ブレリア、ファルーカ、ルンバ、グラナイーナ、ソレア。
フラメンコの曲種を様々に旅する。
それを彩る、ビデオ映像もコルドバ出身の写真家の作品。
コルドバのコンクールで優勝したクリート、ニーニョ・セベら、4人のコルドバ出身の若手ギタリストをフューチャーした「フィエスタ・デ・ロコ」
彼が言うように、来年は彼ら若手のリサイタルも見たいものだ。

ルンバ、タンゴ、アンコールに応えて二人羽織風に弾いて、最後は舞台の縁に腰掛けて一人で演奏し、客席に消えていくという演出。

ギターリサイタル、というと、つまんない、飽きてしまう、という人も、映像や構成で楽しまそうとする試み。最後は照明がロックコンサートも然りというほど派手すぎて、ちょっと引いてしまったが、それ以外は面白いコンサートだった。



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