2016年7月1日金曜日

フアン・アビチュエラ逝く

ギタリスト、フアン・アビチュエラが6月30日、マドリードで亡くなった。83歳。
数年前より病気のため、表舞台からは遠ざかっていた。

フアン・アビチュエラ、本名フアン・カルモナ・カルモナは1933年グラナダ生まれ。 ギターも弾き歌も歌ったというグラナダのフラメンコの伝説的存在、アビチュエラ・ビエホの孫。最初はグラナダの洞窟サンブラで踊り手としてそのキャリアをはじめたのだという。
その後、マドリードのドゥエンデ、トーレス・ベルメハスなどのタブラオで活躍。歌伴奏の名手として知られ、数多くの録音をしている。
個人的に最も思い出深いのは、マティルデ・コラル、チャノ・ロバートと共演した「イストリア・デ・アルテ」の舞台。ホセ・ルイス・オルティス・ヌエボの司会で古き良き時代を語りつつアルテも披露。あの音が少なく、しかも深いギターの音色が忘れられない。

ケタマのフアンとアントニオの父。そのアルテは子に孫にと受け継がれている。

遺骸は今日、グラナダに運ばれ、16時からイサベル・カトリカ劇場で市民に最後のお別れを告げ、20時に埋葬される予定。


2 件のコメント:

  1. 私、東京で番組制作をしている今関と申します。

    今、番組の企画でアントニオ・ガデスさんについて調べています。そして、調べているうちに志風様のブログにたどり着きました。それで、アントニオ・ガデスさんについて色々を伺いたいと思いましてコメントを投稿させていただきました。

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    1. ありがとうございます。メールで詳細頂戴できれば幸いです。kioko29アットマークgmail.comです。よろしくおねがいします。

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