11月29日
コルドバのグラン・テアトロで
「ファトゥム!」が初演された。
ヴェルディのオペラ「運命の力」と
それをベースにしたシルヤブ・ダンサの作品「運命の力」 に
インスパイアされてできたという。
小島章司のプロデュースで
ハビエル・ラトーレの振付。
音楽はベルディのオペラとチクエロ。
主演は元国立バレエ団のクリスティアン・ロサーノ
すなわち
小島章司スペイン舞踊団の代表作「ラ・セレスティーナ」のチーム。
そこに
150人の応募があったというオーディションで選ばれた14人の群舞が加わり
コルドバで一ヶ月半に渡る稽古を経て
行われた初演は
満員の観客がスタンディングオーベーションと
大成功のうちに終わった。
クリスティアン・ロサーノの
たぐいまれな演技力も含めた舞踊での表現力。
その相手役サラ・カレーロの美しい表現。
ライバル、ウーゴ・ロペスの長身をいかしたユニークなフラメンコ
ゲスト・アーティストのモネータのフラメンコ性。
そこにハビエル・ラトーレの重厚さと
小島章司の存在感が加わり
オペラやグランド・バレエにも勝るとも劣らない
素晴らしい舞台となった。
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