2021年5月24日月曜日

ヘレスのフェスティバル最終日その2モニカ・イグレシアス『タラモ』

元国立バレエ団、モニカ・イグレシアス『タラモ』は18時30分コンパニアで。

もともと、2月に予定されていたヘレスのフェスティバルでの初演を目指して作った作品ですが、開催時期の変更により、すでに5月3日、グラナダでも上演されています。

タイツ姿でギターを抱え動くオープニングはギターも主役ということを表現してるのかな。
©︎Javier Fergo Festival de Jerez
すぐに舞台中央でルイス・マリアーノの演奏が始まります。
一度下手に引っ込んですぐにギタリストの後に登場。
ギターを弾く動き。
アラブ風のメロディ。サンブラ? タンゴ?


バイオリンとデュオがあったり。ギターで踊ったり。


タイツ姿で赤いバタ・デ・コーラを抱えて登場し、その下に潜り込むように倒れ、
やがて手がゆっくり出てくるところなど、コンテンポラリー風なんだけど面白い。
コーラを前にもったり、裸足で踊っているのだけど、形も面白いし、センスがいい。

©︎Javier Fergo Festival de Jerez

プレゴンやギターを挟んで、今度は伝統的なフラメンコ衣装で現れ、いきなりジャマーダで始まるソレア。その力強さに驚かされた。
©︎Javier Fergo Festival de Jerez

いつもバタなどで優雅な女性的なイメージがあったのだけど、案外男っぱい。
細かいところが割と大雑把であれ、っていう感じもあったんだけど、それでもなんか違う面を見た感じで面白かった。

©︎Javier Fergo Festival de Jerez

©︎Javier Fergo Festival de Jerez

最後はクラシコっぽく終わる。

 大切に、丁寧に作り上げた作品。この作品を作り上げる過程にもたくさんの学びがあったことでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿