2020年4月14日火曜日

コルドバ、ギター祭中止

コロナ・ビールスによる外出禁止令から一ヶ月。
劇場も、タブラオも、アカデミアもやっていません。
フラメンコ・アーティストたちは、SNSに練習動画をあげたり、
ライブをしたり、スカイプでレッスンしたり、と、様々に頑張ってます。

ソレーラ・フラメンカというフラメンコ・ギター販売サイトは、ビデオでのコンクールを開催。といっても、普通のコンクールとは一味も二味も違い、曲ではなく、ファルセータのコンクール。それもディエゴ・デル・ガストールのブレリアのファルセータをベースとしたファルセータのコンクールというもの。
アマチュア部門ではなんと、徳永康次郎が優勝。
360人の応募者から15人の最終選考に残っただけでもすごいのに。
なおプロ部門はラファエル・ロドリゲスやチクエロ、ミゲル・アンヘル・コルテス、アントニオ・モジャ、パコ・フェルナンデス、ヘレスからもディエゴ・デ・モラオやボリータ、マヌエル・バレンシア、ルイス・デ・ペリキンなどなど、錚々たるメンバーが参戦。
いや、プロの皆さんもお家にいるから時間あるんだよなー、という展開。
さて、栄冠は誰に?

そこに来たのが毎年7月に開催のコルドバ、ギター祭が中止というニュース。
今年は40周年という記念すべきとしだったにもかかわらず、中止を決めたのは、アーティスト、スタッフ、そして観客のあんぜんのため、だと言います。
コロナ禍の収束がまだ見えないゆえ、苦渋の決断だったのでしょう。
なお、6月のフラメンコの白夜も延期が決定しています。
こちらは収束すれば秋に開催ということもあるのかも。

なおセビージャのビエナルは開催予定、ということです。
4月末のフェリアも9月に延期という話もあり、にぎやかな秋になりそうですね。