日本ではお馴染みのセルヒオ・アランダだけど、なんと私は初見であります。彼も以前ここでの公演が予定されていたものの天候か何かで延期になってこの日のリベンジ。
ニョニョのギターソロに始まり
タニェのカンテソロホセ・アニージョも加わって、セルヒオのアレグリアス。スペイン、セビージャ在住フラメンコ研究家による最新のフラメンコ情報
日本ではお馴染みのセルヒオ・アランダだけど、なんと私は初見であります。彼も以前ここでの公演が予定されていたものの天候か何かで延期になってこの日のリベンジ。
ニョニョのギターソロに始まり
タニェのカンテソロホセ・アニージョも加わって、セルヒオのアレグリアス。クリスティーナ・オヨス舞踊団などで活躍したスサナ・カサス。彼女が今年、2ヶ月ほど、クリスティーナ・ヘーレン財団フラメンコ芸術学校で指導した時に出会った二人の生徒と一緒に舞台に。
オープニングは最初にミュージシャンたち、ギタルストと歌い手たち、クリスティーナ・トバル、マヌエル・パハレス、そしてスサナ、ハイロ、中原と順番に舞台に上がっていってのマルティネーテ。
男装のスサナ初めて見たかも。マヌエラ・カラスコのように、二人のバイラオールを従えて踊るというのは彼女の新しい面を見たという感じ。三人三様だけど、劇場作品並みにしっかり作ってありました。
ルベン・ロメロによるギターソロでのブレリアを経て、
6月11日 アンダルシア・フラメンコ機関でレウニオン・デ・カンテ・ホンドのプログラムの記者発表が行われました。
アンダルシアでも歴史の古いフェスティバルの一つ。ラ・プエブラ・デ・カサージャはセビージャから東へ約70キロ、昔からフラメンコ熱でも有名で、歌い手ニーニャ・デ・ラ・プエブラやホセ・メネセらの出身地。
今年のフェスティバルにはモネータやマイテ・マルティンが出演するが、それまでの1週間、街のあちこちで無料のコンサートや講演会なども開催されます。
◇第57回レウニオン・デ・カンテ・ホンド
7/3(金)~11
7/3(金)23時
[出]〈g〉メルセデス・ルハン/〈c〉ミゲル・デ・テナ、 伴奏〈g〉パトロシニオ・イホ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・ビエハ
7/4(土)23時
[出]フラメンコ・ロック ダニ・ジャマス/〈c〉ラ・トレメンディータ、〈g〉ホセ・アセド、〈ドラムス〉マヌエル・レイナ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・デ・アンダルシア
7/6(月)17時
[出]〈c〉ミゲル・デ・テナ、gパトロシニオ・イホ
[場]セビージャ セビージャ刑務所II
7/7(火)22時30分
[出]〈b〉ホセ・ガラン フラメンコ・インクルシブ協会
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・デル・アジュンタミエント
7/8(水)23時
[出]〈c〉アロア・デ・バスティアン、〈g〉ルベン・ポルティージョ/〈c〉コンスエロ、〈g〉アントニオ・カリオン
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・デ・ラス・メリアス
7/9(木)23時
[出]〈c〉マヌエル・カストゥロ、〈g〉マヌエル・バレンシア/〈c〉エル・ペレーテ、〈g〉ホセ・アンヘル・カスティージャ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・ヌエバ
7/10(金)23時
[出]〈c〉イスマエル・デ・ラ・ロサ、〈g〉フランシスコ・ビヌエサ/〈b〉フアン・トマス・デ・ラ・モリア、〈g〉ヘスス、ロドリゲス, 〈c〉ホセ・エル・ペチュギータ、セバスティアン・サンチェス
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ プラサ・デル・コンベント
7/11(土)22時『第57回レウニオン・デ・カンテ・ホンド』
[出]〈c〉マイテ・マルティン、ルビート・イホ、伴奏〈g〉アントニオ・カリオン、パトロシニオ・イホ、ホセ・デ・プーラ、パコ・レオン、ホセ・ガルベス、〈b〉フエンサンタ・ラ・モネータ
[場]セビージャ県ラ・プエブラ・デ・カサージャ アシエンダ・フエンロンギージャ
マノロ・サンルーカル財団により、2026年9月にマノロ・サンルーカル国際フラメンコギター学院がセビージャに開校するそうです。
全く素養のないところからはじめることもでき、その場合11年かけて卒業とのことですが、実力に応じて中途入学も可とのことで、日本をはじめ世界中の人が受講可能だそう。ビザも取得可能だそう。また卒業時には提携大学からの証書も出るとか。
校長は校長はフアン・カルロス・ロメロで、パコ・ハラーナとともに自ら指導にあたる予定。
まだ色々未定な部分も多いので、日本やアメリカなど、ビザが必要な国の生徒が受講するのは27年度以降になるだろうが、マノロの遺志によるこの学院、どのようなカリキュラムになるのか注目していきたい。ああ
1981年9月20日ヘレス生まれ。歌伴奏を得意とし、決して前に出過ぎず、歌を支える演奏で、多くの歌い手たちと共演してきました。写真は昨年7月、ラス、カベサス・デ・サン・フアンのフェスティバルでアウロラ・バルガスを伴奏しているところ。
ニュース記事によるとガンが見つかったのは2023年と言いますが昨年までは普通に演奏を続けていました。ホセ・メルセ、ランカピーノ、パンセキート、ヘスス・メンデスなど数多くの歌い手たちを伴奏してきたのでした。安らかに。
はじまり。客席から登場して舞台に上がり踊り始めるソレア。 すっくと立ち場を完璧に支配するその姿の美しさ。気高さすら感じられる。女王感。
歌を聴いて丁寧に踊る。
| ©︎ Remedios Malavárez/Fundación Cajasol |
続くファルーカはキンキラキンの衣装で。コンクールでこれきてたら、衣装警察としては、おい、って言いそうだけど、リサイタル/自分の作品であれば問題なし。なんか意味あるのかなとおもったけど、特になさそう。ただ形としては女性の乗馬衣装アマソナ的デザインなので、伝統を新しく捉える、ってことなのかもしれない。わかんないけど。
そういえば彼女の踊りも伝統的な形やパソも出てくるんだけど、その組み合わせかたにオリジナリティがあるので新しい形に見える。
ギターがなんかちょっと違和感あったので終演後、観にきていたギタリスト、フアン・カンパージョに聞いたところ通常の調でなく、サンブラ的な調で演奏されていたとのこと。なるほど〜。そう、ファルーカはサンブラを経て、タンゴへ。
| ©︎ Remedios Malavárez/Fundación Cajasol |
最後はシギリージャ。伸びやかで品格のあるシギリージャ。
| ©︎ Remedios Malavárez/Fundación Cajasol |
止まって上を見る、何かを探しているような、遠くを見つめているような。その眼差しにノックアウトされた。
最初と同じように客席中央の通路を歩いて去って行き、おしまい。ぎゅっと凝縮された感じ。
フラメンコは、別にドラマやコンセプトやあらすじやそんなものを付け足す必要はなくて、踊り一曲だけで、全てを表現できちゃうんだなあ、と。物語は踊り手自身の中に、もしくは観客ひとりひとりの中にあって、フラメンコはそれを目覚めさせる、という気がする。
いつもいつもカハソル劇場公演の後は一人で大好きなバルに寄ってから帰るんだけど、昨日はつい遅くまでみんなと飲んじゃったよ。