アンダルシア州主催のフラメンコ公演シリーズ『アンダルシア・フラメンコ』、セビージャ、セントラル劇場での最終日はホセ・バレンシア『ペルセクシオン』。
1976年に発表された、レブリハーノのアルバム『ペルセクシオン』は、詩人フェリクス・グランデと共にスペインにおけるヒターノのペルセクシオン、迫害の歴史を描いた渾身作。そレから50年ということで、レブリハーノの甥、アルバムのギタリストの一人、ペドロ・ペーニャの息子、ペドロ・マリア・ペーニャが企画、同じレブリーハのホセ・バレンシアを中心に、レラ・ソトも協力(初演では初演ではアナベル・バレンシア)、アルバム収録曲にバイレ(ナサレ・レジェス)も加えて舞台作品に。原盤ではフェリクスが担当していた語りはレブリハーノの妹でジャーナリストのテレ・ペーニャ。
全員揃っての「リブレス・コモ・エル・アイレ』、風のように自由に、輝く星のように自由に、と歌う始まりからグッとくる。この歌は、スペインのヒターノの民族歌に制定して欲しいくらい。フラメンコを愛する人ならきっと一緒に歌いたいはず。
続くブレリア、『サングレ、サングレ』もポピュラーな曲だからレラが歌うというのはちょっと意外だったけど、良かった。ティエント『ノ・レ・テンブラロン・ラス・マノ』はホセが。張りのある、よく通る声で歌い上げる。この作品を今の歌い手でするなら彼とペドロが思ったのも納得。後半のトナやシギリージャも圧巻。レブリハーノと違うのは歌い終わりが彼は上へと開けた感じで、レブリハーノは下へと閉まった感じということかもしれない。個人の感想ですが。
途中、入った踊りは正直なくても全然良かったけれど、ナサレは母フアナ・アマジャに顔も踊りも似ているのだけど、もう少し、トロンコ使えるともっといいのではと思ったり。
最後は観客も一緒に『リブレ・コモ・エル・アイレ』を合唱して終わり。
名作は、踊りのガデスやグラネーロの作品もそうだけど、若い世代に歌い、おどってもらって、どんどん引き継いでいって欲しいな、と思ったことでした。