ロシオ・モリーナやエバ・ジェルバブエナなどの舞台でパルメーロとして活躍しているエル・オルーコが、ロシオやエバの手も借りて(共同演出として名前が掲載、ロシオは出演も)挑んだ作品。
ヘレスのフェスティバル18時30分開演の作品は、20時30分から次の公演もあるということもあって基本1時間、マックスで1時間10分と決まっているのだけど(本人が記者会見で言ってた)、それを大幅に超える1時間半の作品となってしまったくらい、力が入った作品。おかげで後半は時間が気になって舞台に集中できないという。
これは、ビジャマルタ劇場でやるべき作品でしたね。ゲスト出演者も多いし。作品としてはちゃんと構成されているのだけど、要素が多すぎ、その場面場面が長く、というのは初演ということもあってコントロールできてないんでしょうね。多分再演時にはずっと良くなっているんじゃないかと。
始まりを思い出すこどもと語り
メトロノームでのリズム遊び、
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| © Festival de Jerez/Esteban Abión |
師匠トロンボとの机とドミノでのリズム遊びからのトロンボのカンティーニャ
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を引き継いでのミラーが使われて、自身がミラーボールのようになって踊るオルーコ。
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カルメン・レデスマのアルテと人生についての語りと踊りブレリア・ロマンサーダ
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赤い糸で結ばれた妻カロリナ“ラ・ネグラ”と出会い、
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カロリナのソロでソレア。
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机でのリズム遊びからのロシオ!
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これで終わりかと思いきや歌い手3人のロンダ・デ・トナからのシギリージャ
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そしてまた最初のように椅子に座って、メトロノームのリズムでりんごかなんかをナイフで切りながら食べるオルーコでおしまい。
オルーコの地に足がついた踊りはちょっとした回転の終わりのとことか、オレ!がもれ出てしまうようないいデテールがたくさんで、ファルーコ系の大人の男のセビージャの伝統を感じさせてくれるし、トロンボやカルメンも昔ながらの伝統を受け継いで自分だけの世界を作っている。ロシオはもう天才だし、カルメンとロシオの間に踊ったカロリナの重圧やいかに。
それもいいギター、いい歌、いいパーカッションがあってこそ。。フアン、カンパージョ、ぺぺ・デ・プーラ、ホセ・アンヘル・カルモナ、ペチュギータ、パコ・ベガ。いいフラメンコがあってこそだな、と思ったことでした。