19時から市立ホール、サラ・トゥリナでラウルとカニートのギター公演。
この会場、昔はエル・モンテ(のちカハソル)が管理しててフエベス・フラメンコスなんかも行われていたとこですが、現在はセビージャ市立の音楽ホールとしてジャズや現代音楽、クラシックなどの公演も行われています。ビエナルではギター公演の会場としてお馴染み。
| Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
キューバの弦楽器トレスを操りフラメンコを演奏するラウル・ロドリゲスはかつて、ソン・デ・ラ・フロンテーラで活躍、ヘレスのフェスティバルなどにも出演したことを覚えているかも?彼と、舞踊伴奏で活躍し、東京のタブラオに出演していたこともあるカニート。二人のオリジナリティあふれるアルティスタをくっつけたのはビエナル監督だったそうですが、すぐに友情がはぐくまれたそうで、二人の、フラメンコだけでなくいろんな音楽世界に開かれた才能が交差する楽しいコンサートとなりました。二人ともずっと立ったままで、まずはデュオで2曲演奏。近づいたり離れたりと舞台上で動くのも面白い。
そのあとはソロで3曲あってまたデュオに。そしてまたデュオというシンプルな構成。最後のブレリアとタンゴが最高でございました。
20時からのドランテは間に合わないのでパス。
22時半からのアンヘレス・トレダノを観にアラメーダ劇場へ。ハエン出身の若手実力派。彼女と共にペーニャなどで一緒に歌っていたという3人のカンタオーラと共に、セビージャの演劇学校生徒が登場。アンヘレスも含め、全員が白い下着姿(プラスアルファの羽織ものみたいなものやスカートを履いていたりもするけど)。女優さんが演出しているらしいけど、下着姿で半分お尻が見えてたりとか、うーん、美しくない。多分フェミニズム的理由とか、みんな違ってみんないい、いろんな身体があってそれを全部肯定するという感じなのかなあ、とかは思うけど、うーん。
パレハ・オブレゴンのセビジャーナスをピアノで弾き語りするところではみんなで踊るけど、うーん、名曲に合ってたかというと、うーん。
アンヘレスは無伴奏で舞台のヘリに腰掛けて歌ったカーニャやタラントなど色々、同輩たちもちょろっとファンダンゴ・デ・ウエルバのメドレーでソロで歌ったり。
| Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
以前見たロシオ・マルケスの舞台もそうだったけど芝居仕立てのカンテ公演ってのが流行ってるのかな。見せる工夫なのかもしれないけれど、うまいし、普通に真っ直ぐ歌っているのを聴きたいなあ、って思ってしまうのであります。余計な情報はいらないよー、シンプルにいい歌は芝居の真似事なんか必要じゃないのに、と。ま、みんな色々試行錯誤して自分の表現探すんでしょうね。