ロシオ・モリーナの伴奏で、フラメンコファンにも知られるようになったジェライ・コルテス。映画に取り上げられたことで一般の人気も獲得し、スペイン各地をツアー中。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
スペイン、セビージャ在住フラメンコ研究家による最新のフラメンコ情報
ロシオ・モリーナの伴奏で、フラメンコファンにも知られるようになったジェライ・コルテス。映画に取り上げられたことで一般の人気も獲得し、スペイン各地をツアー中。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
マドリード州立スペイン舞踊団は、2024年ヘスス・カルモナを監督に創立され、現在はモニカ・フェルナンデス、ガラ・ビバンコス、アントニオ・カスティージョの3人が共同監督というまだ若いカンパニー。マヌエル・デ・ファリャの『7つのスペイン民謡』をオルガ・ペリセが、『恋は魔術師』をエステベス&パーニョスが振り付け、音楽はファリャとダニ・デ・モロンという第一線で活躍するメンバー。舞踊団員も有名な人こそいないけれど、ちゃんとテクニックはある、一定のレベルはクリアしていると思います。だがしかし、なのであります。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
10月には新作を披露するそうですが、なんかこれを見る限り期待はしないほうがいいかも、とまで思ってしまいました。船頭多くして船山に登る、ってやつなのかなあ。ガラはスペイン国立に居た人だし、モニカはカナーレスに鍛えられているんだけど、やっぱ複数で舵を取るのは難しいのかもしれません。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
ラ・ウニオンのコンクールで2003年に優勝したラ・モネータと2011年優勝のルシア“ラ・ピニョーナ”の共演による作品『クエルポ・ミネラレス』はこれが初演。
オープニングは二人でのタラント。
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
ラ・ウニオンのウニオンのカンテ・デ・ラス・ミーナス国際フェスティバルのメインイベントはコンクールなのだけど、その前に前夜祭/ラ・ウニオンの日、開会宣言/前年優勝者ガラ、そして第一線で活躍のあるティスタたちによるフラメンコ公演が5公演行われます。このフラメンコ公演は、広くスペイン国内での知名度の高い、一般にも人気があるアルティスタが中心というのが特徴かもしれません。なので、ミゲル・ポベーダやサラ・バラスと並んで、フラメンコフェスティバルでは珍しくソウルも歌うピティンゴが出演したりするわけです。で、その効果はてきめんで、今年もイスラエル・フェルナンデス、ジェライ・コルテス、そして初日のアルカンヘルが前売りで売り切れになったそう。
![]() |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
そのアルカンヘル。今回の公演はヒットパレードというか、カマロンやローレ・イ・マヌエル、レブリハーノといった先人たちが歌った、ポピュラーなフラメンコ曲を次々に歌っていくというもの。フランシス・ゴメス、べニート・ベルナルのギター、リト・マネスのパーカッション、ロス・メジのパルマとコーラス、そしてパウラ・コミトレが舞踊で参加。
レジェンダ・デ・ティエンポはカマロンが歌ったバージョンが有名だけど、エンリケ・モレンテの方のバージョンではじまり、ぺぺ・デ・ルシアの『スエニョ・デ・アモール』、カマロンの歌った『ロマンセ・デ・アマルゴ』やローレ・イ・マヌエルの『ヌエボ・ディア』、『ディメ』など、フラメンコファンならきっと口ずさめるだろう名曲、カンシオン系フラメンコ曲ばかりを歌っていくというのは今までになかったかも。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
カスタネットは彼女が6年前に最初の作品『カマラ・アビエルタ』のために特注した金属製のもの。彼女らしいオリジナルティのあるフラメンコで魅了されました。
メジの二人がディエゴ・カラスコのCDでレメディオス・アマジャが参加した『ナナ・デ・コローレス』を歌い、再び舞台に戻ったアルカンヘルがエストレージャ・モレンテが歌った『レ・ディ・ア・ラ・カサ』、カマロンの『ナダ・エス・エテルノ』と続き、最後はストレートにカンティーニャを。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
最後はアルカンヘルの十八番ファンダンゴ。本場の人だけあって見事な熱唱。最後のコーラスのところをパウラがマルカールして踊っていくの美しく楽しく。2時間近い講演でしたが、
今年もやってきました、ラ・ウニオン!
セビージャから9時間半(途中40分の休憩あり)のバスの旅。疲れ果てて、29日の前夜祭ウニオンの日の公演はネット(https://www.facebook.com/reel/1436428001712722)でちょこっと視聴と言う情けなさ。この町が誇る歌い手エンカルナシオン・フェルナンデスは生で見たかったなあ。彼女は“本物”のカンタオーラです。他のところではあまり歌わないので日本での知名度は低いかもですが。息子アントニオ・ムニョスの伴奏ギターも素晴らしく、ほんと、もっとたくさんの人に聞いてもらいたいご当地アルティスタです。ビデオの1時間5分くらいからなのでよければぜひ。タラント、ソレア、ガロティン、カンティーニャを歌っています。
なお、今年は会場の大幅な改装が行われ、舞台の位置が正面入り口を入っての向かい側から左手に代わり、右手には階段状の客席が配置されて、より劇場らしくなりました。舞台の真ん中に立っていた柱もなく(端っこにはあるけど)、より広く見える感じ。
で30日。ムルシア州知事による開会宣言。
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
| ©︎ Festival Internacional de Cante de Las Minas |
ビジャマルタ劇場の秋以降のプログラムが発表されました。フラメンコ公演もいくつかあるほか、11月末からは人気のクリスマス公演も怒涛のように行われます。
クリスマス公演は9月8日からの発売のものもあるようですが、その他のフラメンコ公演はすでに前売り始まっているようですよ。滞在予定のある人はWEBを確認!
10/30(金)20時『ドゥアル』
[出]〈b〉メルセデス・ルイス、〈g〉サンティアゴ・ララ
11/14(土)20時『ヘレス・インプーロ』
[出]〈b〉マリア・デル・マル・モレーノ
11/15(日)19時
[出]〈c〉ビセンテ・ソト“ソルデーラ”
11/19(木)20時『スケッチ・オブ・スペイン』
[出]〈b〉パブロ・エヘア
11/28(土)20時『デ・ヌエバ・ジョルク・ア・ヘレス』
[出]ペーニャ・ブエナ・ヘンテ
11/29(日)『ナビダ・フラメンカ・ア・ロ・ペラエ』
[出]〈c〉マリア・ペラエ
12/3(木)21時、4(金)~6(日)17時30分と21時『アシ・カンタ・ヘレス・エン・ナビダ』
[出]〈c〉ルイス・デ・ペリキン
12/10(木)20時『サンボンバ・デ・ラ・アレグリア』
[出] アララ財団
12/11(金)20時『ビエネン・デ・ヘレス/ミ・パティオ、カンタレリア10』
[出]ゲスト〈c〉カプージョ・デ・ヘレス
12/12(土)20時『ヘレス・カンタ・ラ・ナビダ』
[出]〈c〉フェリパ・デル・モレーノ
12/17(木)20時『サンボンバ・ナビデーニャ』
[出]〈c〉マリア・ホセ・サンティアゴ
12/18(金)20時『ピティンゴ・エン・ナビダ』
[出]〈c〉ピティンゴ
12/19(土)17時30分と20時30分『ヘレス・フラメンカ・ナビダ』
[出]ダニ・ペーニャ
12/20(日)20時『ナビダ・エン・ファミリア』
[出]〈b〉ファルーコ、ファルーカほか
12/29(火)、30(水)20時『インフィニート』
[出]〈b〉サラ・バラス舞踊団
2027年
2/19~3/6(土)
ヘレスのフェスティバル
5/2920時『メモリア・デ・イダ・イ・ブエルタ、クリソル・ヒターノ』
[出]〈g〉ぺぺ・デル・モラオ
[場]ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ ビジャマルタ劇場
[問] https://www.teatrovillamarta.es/
夏休み明けの9月に、マラガで開催されるギター祭。
最近、ギター祭、増えているような気がします。クラシックだけでなく、フラメンコ公演もあることが多く、このフェスティバルでもフラメンコ公演がいくつか。
プログラムからフラメンコ公演のみ抜粋しました。他にはクラシック公演があります。
◇第5回ぺぺ・ロメロ マラガ国際ギターフェスティバル
9/4(金)~30(水)
9/4(金)19時30分
[出]〈g〉アレハンドロ・ウルタード、〈b〉インマクラーダ・サロモン
[場]マラガ ウニカハ財団サラ・マリア・クリスティーナ
[料]12ユーロ
9/11(金)19時30分
[出]〈g〉エル・アミール
[場]マラガ ウニカハ財団サラ・マリア・クリスティーナ
[料]10ユーロ
9/17(木)21時30分
[出]〈g〉ピトゥケテ、〈c〉エンカルナ・アニージョ
[場]マラガ アルカサバ スルティドレス広場
[料]15ユーロ
9/19(土)19時30分
[出]〈g〉ダニエル・カサーレス
[場]マラガ ウニカハ財団サラ・マリア・クリスティーナ
[料]12ユーロ
9/24(木)21時30分
[出]〈g〉ホセ・フェルミン・フェルナンデス
[場]マラガ アルカサバ スルティドレス広場
[料]15ユーロ
9/25(金)19時30分
[出]〈g〉ジョニ・ヒメネス、〈c〉ヘスス・メンデス
[場]マラガ ウニカハ財団サラ・マリア・クリスティーナ
[料]10ユーロ
9/26(土)21時30分
[出]〈g〉リカルド・フェルナンデス・デル・モラル
[場]マラガ アルカサバ スルティドレス広場
[料]18ユーロ
[問] https://www.malagaguitarfestival.com/