2026年2月11日水曜日

ラファエル・アマドール逝く

 2月8日、ラファエル・アマドールが亡くなりました。

ギタリストで歌手、一つ年上の兄ライムンド・アマドールとのグループ、パタ・ネグラで活躍。パタ・ネグラのアルバム『ブルース・デ・ラ・フロンテーラ』はスペインのロック雑誌に80年代のベストアルバムに選ばれたほど、ロックでフラメンコな、その楽曲は今も多くの人たちに愛聴されています。


1960年セビージャ生まれ。1970年代に兄ライムンドらと街中や街道筋の居酒屋ベンタなどで演奏、1977年キコ・ベネノとアルバム『ベネノ』を録音。1981年にはパタ・ネグラとしての最初のアルバムを録音。 従兄弟の従兄弟のフアン・ホセ・アマドールも参加したアルバムなども発表。そして『ブルース・デ・ラ・フロンテーラ』へ。

兄弟の対立などもあり、ライムンドと分かれ、『インスピラシオン・イ・ロクーラ』を発表。


健康上の問題などもあり、舞台に立つことは少なかったけど、天才の一人だったと思います。

トリアーナのペーニャ・エル・ボージョで、彼とリケーニがいて、ギターを弾きたいとおいうことで近所の家からおもちゃのような安ギターを借りてきて二人で弾き始めたことがありました。最初は音が出ないなあ、いいギターがあったらなあ、と思っていたのが、一度家に帰って、お昼ご飯食べて戻った時にはそのギターが鳴り始めていて、ギターは楽器でなく、弾き手が鳴らせるものなのだなあ、と感じたことでした。

弟でピアニストのディエゴ・アマドールや息子たちに見守られて眠りについたとか。

65歳、あまりにも若い。安らかに。





ビエナル プログラム発表

ビエナルのプログラムが発表!
前売りは2月11日スペイン時間10時開始!
ベテランから若手まで、サラ・バラスやホセ・メルセら人気スターもいれば
ロメリートのような超ベテランやホセ・デ・トマテやダビ・デ・アラアルら若手も。
前回に引き続き同じ時間に違う場所で公演があるので全部見るのは無理。
どれを見るか悩む暇もなく前売り開始。
困っている人が世界中にいそう。



◇第24回ビエナル・デ・フラメンコ セビージャ

9/9(水)20時30分『プレゴン』

9/10(木)21時30分『エル・ムンド・ポル・モンテーラ』

[出]〈c〉ホセ・メルセ、ホセ・デ・ラ・トマサ、マルティリオ、アルカンヘル、ラ・トレメンディータ、〈b〉アンダルシア舞踊団、パトリシア・ゲレーロ、〈c〉アンヘレス・トレダーノ、エル・ペレーテ、マヌエル・デ・ラ・トマサ

[場]セビージャ マエストランサ闘牛場

9/11(金)17時30分、12(土)11時30分、16時、13(日)11時30分、16時 子供向け「ベン・ア・ビビール・エル・リトモ・フラメンコ、エン・ファミリア』

[出]

[場]セビージャ カイシャ・フォーラム

9/11(金)19時『イストリアス・デ・ウン・フラメンコ』

[出]〈g〉アントニオ・レイ

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/11(金)20時、12(土)20時、13(日)20時『インフィニータ』

[出]〈b〉サラ・バラス

[場]セビージャ マエストランサ劇場

9/11(金)22時30分

[出]〈c〉トレメンディータ

[場]セビージャ セントラル劇場

9/12(土)12時, 13(日)12時

[出]〈c〉ペドロ・エル・グラナイーノ

[場]セビージャ サン・ルイス・デ・ロス・フランセス教会

9/12(土)19時『ラ・クエルダ・アル・アイレ』

[出]〈g〉カニート、ラウル・ロドリゲス

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/12(土)20時『ファクタル・アルカノ』

[出]〈piano〉ドランテス

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/12(土)22時30分

[出]アンヘレス・トレダーノ

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/13(日)19時『ギターラ・デスヌーダ』

[出]〈g〉ホセ・フェルミン・フェルナンデス

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/13(日)21時、14(月)21時『ラプソディア。ファンタシア・スブテラネア』

[出]〈b〉アナ・モラーレス

[場]セビージャ レアル・ファブリカ・デ・アルティジェリア

9/13(日)22時30分『レハーノ』

[出]〈b〉ホセ・マジャ

[場]セビージャ セントラル劇場

9/14(月)21時30分『デ・オロ・イ・マルフィル』

[出]〈c〉イスラエル・フェルナンデス

[場]セビージャ レアル・アルカサル

9/14(月)22時30分『ソブレ・トダス・ラス・コサス』

[出]〈b〉マカレーナ・ロペス

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/15(火)21時30分『ピサッラ』

[出]〈c〉ランカピーノ・チーコ

[場]セビージャ レアル・アルカサル

9/15(火)22時30分『ア、イサベル・バジョン/エピロゴ・デ・ウン・カンテ・ケ・セ・イソ・バイレ。スイテ・デ・カンテ』

[出]〈c〉ダビ・ラゴス、ミゲル・オルテガ、アントニオ・カンポス、インマ・リベロ

[場]セビージャ セントラル劇場

9/16(水)21時30分『ヘレサニア』

[出]〈c〉ルイス・エル・サンボ、ドローレス・アグヘータ、アントニオ・デ・ラ・マレーナ、〈g〉マヌエル・バレンシア、〈b〉ラス・タタス

[場]セビージャ レアル・アルカサル

9/16(水)22時30分『ソナンタ3.0』

[出]〈g〉ホセ・デル・トマテ

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/17(木)20時『ラ・コプラ・デル・カンテ』

[出]〈c〉アルカンヘル

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/17(木)23時『ムヘーレス・ヒターナス』

[出]〈c〉レメディオス・アマジャ、モンセ・コルテス、ラ・ファビ、〈g〉 ホセミ・カルモナ

[場]セビージャ オテル・トリアーナ

9/18(金)19時『レケネアンド』

[出]〈g〉フアン・レケーナ

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/18(金)20時『セイス・クエルダス』

[出]〈c〉アントニオ・レジェス

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/18(金)23時『ペーニャ エル・ポソ・デ・ラス・ペーナス75周年』

[出]〈c〉エル・ディスティンギード、イトリ・デ・ロス・パラシオス、ネネ・エスカレラ、マヌエル・オルタ、ホセ・アンヘル・カルモナ、アナベル・デ・ビコ、ミゲル・オルテガ

[場]セビージャ オテル・トリアーナ

9/19(土)12時、20(日)12時

[出]〈g〉アレハンドロ・ウルタード

[場]セビージャ サン・ルイス・デ・ロス・フランセセス教会

9/19(土)19時『ラス・トレス・マリアス』

[出]〈c、g〉マリア・マリン

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/19(土)20時『カニサーレス・シンフォニコ』

[出]〈g〉カニサーレス、セビージャ交響楽団

[場]セビージャ マエストランサ劇場

9/19(土)23時『アンダルシア・エン・エル・ティエンポ』

[出]〈c〉エル・ボケロン、カルメン・デ・ラ・ハラ、クーロ・ルセーナ、ハイメ・エル・パロン、ホセレーテ・デ・リナーレス、ホセ・ソローチェ、パキ・コルパス、エル・ペカス、ロメリート・デ・ヘレス、〈g〉エドゥアルド・レボジャル、アントニオ・カリオン

[場]セビージャ オテル・トリアーナ


9/20(日)19時『マノス・ケ・アブラン』

[出]〈g〉マヌエル・デ・ラ・ルス、マヌエル・イマン

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/20(日)20時『トケン・ア・レバト』

[出]〈c〉ホセ・メルセ

9/20(日)22時30分『ガラ・フィナル・シルクイト・アンダルス・デ・ホベネス・フラメンコス』

[出]

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/21(月)20時

[出]〈g〉ラファエル・リケーニ、〈sax〉ティム・ライズ

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/21(月)22時30分

[出]〈b〉オルガ・ペリセ

[場]セビージャ セントラル劇場

9/22(火)20時『バイラオル』

[出]〈b〉マヌエル・リニャン

[場]セビージャ マエストランサ劇場

9/22(火)21時、23(水)21時、24(木)21時『トリロヒア。アル・トケ』

[出]〈ウッドベース〉パブロ・マルティン・カミネロ、23〈b〉マリア・モレーノ、24〈c〉ダビ・カルピオ

[場]セビージャ レアル・ファブリカ・デ・アルティジェリア

9/22(火)22時30分『パティオ』

[出]〈g〉ホセ・アセド

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/23(水)22時30分『テ・アトレボ』

[出]〈b〉フアン・トマス・デ・ラ・モリア、アゲダ・サアベドラ

[場]セビージャ セントラル劇場

9/24(木)20時『ア・カネラ・イ・クラボ』

[出]〈c〉エスペランサ・フェルナンデス、ドゥケンデ、ホセ・バレンシア、〈b〉ぺぺ・トーレス、。ナサレ・レジェス

9/24(木)22時30分『ロ・ケ・ナディエ・ベ』

[出]〈c〉エセキエル・ベニテス

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/25(金)19時『マス・モラオ』

[出]〈g〉ディエゴ・デル・モラオ

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/25(金)20時『アスメ・コン・ロス・オホス・セニャス』

[出]〈c〉アウロラ・バルガス。〈b〉フアナ・アマジャ

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/25(金)22時30分『デシエルト』

[出]〈b〉アンドレス・マリン

[場]セビージャ セントラル劇場

9/26(土)12時、27(日)12時『カミノ・デ・フロレス』

[出]〈c〉エンカルナ・アニージョ

[場]セビージャ サン・ルイス・デ・ロス・フランセセス教会

9/26(土)19時

[出] フアン・メディナ

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリナ

9/26(土)20時『ボレロ・デ・ブランコ・イ・ネグロ』

[出]〈b〉イスラエル・ガルバン

[場]セビージャ マエストランサ劇場

9/26(土)22時30分『トリブsssh』

[出]〈b〉パストーラ・ガルバン

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/27(日)19時『クアドロ』

[出]〈g〉ダニ・デ・モロン

[場]セビージャ エスパシオ・トゥリーナ

9/27(日)20時『フエ・トゥ・ケレル』

[出]〈c〉ラファエル・デ・ウトレラ、〈b〉カルメン・ロサノ、マノロ・マリン、アナ・マリア・ブエノ

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/27(日)22時30分『ドンセジャ』

[出]〈b〉エステベス、パーニョス・イ・コンパニア

[場]セビージャ セントラル劇場

9/28(月)20時『セラス・ファルキート』

[出]〈b〉ファルキート

[場]セビージャ マエストランサ劇場

9/28(月)22時30分『ポル・バジェホ』

[出]〈c〉マヌエル・クエバス、ミゲル・デ・テナ

[場]セビージャ アラメーダ劇場

9/29(火)20時『バベル、トーレ・ビバ』

[出]〈b〉ダビ・コリア

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/29(火)22時30分『ラ・コンパニア』

[出]〈b〉サラ・ヒメネス

[場]セビージャ セントラル劇場

9/30(水)20時『アルケオロヒア・デ・ロ・プーロ』

[出]〈c〉マイテ・マルティン

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

9/30(水)22時30分

[出]〈c〉カプージョ・デ・ヘレス、ホセ・デ・ロス・カマロネス

[場]セビージャ アラメーダ劇場

10/1(木)20時『エン・リベルタ!エル・カミノ・デ・ロス・ヒターノス』

[出]〈c〉マリナ・エレディア、セビージャ交響楽団

[場]セビージャ マエストランサ劇場

10/1(木)22時30分『エレンシア』

[出]〈violin〉ベルナルド・パリージャ。〈fl〉フアン・パリージャ、〈c〉ディエゴ・カラスコ、〈b〉カレーテ・デ・マラガ

[場]セビージャ アラメーダ劇場

10/2(金)20時

[出]〈b〉アルフォンソ・ロサ

[場]セビージャ ロペ・デ・ベガ劇場

10/2(金)22時30分『ポエマ・デ・リベルタ』

[出]〈c〉サンドラ・カラスコ、〈g〉ダビ・デ・アラアル

[場]セビージャ セントラル劇場

10/3(土)20時『ペルラス・ア・ミジャレス』

[出]〈c〉カルメン・リナーレス、マリナ・エレディア、マリア・テレモート、〈b〉ラファエラ・カラスコ

[場]セビージャ マエストランサ劇場

[問]https://www.labienal.com/programacion

2026年1月25日日曜日

平富恵スペイン舞踊団公演『フラメンコ・スペイン』


毎年、意欲的な作品を発表し続けている平富恵。
スペイン舞踊団とナウっているように、フラメンコだけでなく、フラメンコや民族舞踊などのテクニックも使うクラシコ・エスパニョール(エスティリサーダ)をも毎回レパートリーに入れたプログラムで、フラメンコ/スペイン舞踊の華やかさや豊かさを幅広い観客に届けてくれています。

今回は第一部はスペイン舞踊、第二部はフラメンコという構成。それで、フラメンコ、スペインというタイトルなのかな。
と言っても、第一部でも有田圭輔のトナーのカンテ・ソロがあったり(熱唱!声がいい)、小松未歩のカンシオン(プログラムにはカンテとあったけど、歌ったのはフラメンコのリズムでのカンシオンですね)があったりもします。また、開演前に幕前での解説を小松美穂さんがされて、最後はリズムを叩くというのもしていました。少しでも知ってもらおう、参加して楽しんでもらおうという趣向なのでしょう。

さて、本編。
現代風にアレンジされたバッハのメロディをポーズからはじめてやがてカスタネットも使ってというオープニングから。カンテソロの後は出演者全員でのエスパーニャ・カニ(+カルメン)で華やかに。おそらく出演者の技術レベルに差があるので最大公約数での振り付けになってしまったからだと思うのですが、これはちょっと発表会風で、舞踊団公演的には残念。今回のゲストダンサー、ヘスス・ペローナのカパ、マント使いなども見られるのだけど、布がもう少し多みがあるともっと綺麗に見えただろうな、と。ついでに言えばパンタロンも、talle alto腰高のもの、胸の下くらいまであるものの方が綺麗だろうな、と思ったり。でも続くサパテアード、国立のバージョンよりm音楽少し早い?タメがないので踊りやすくはなさそうだけど、かっこよかった。アントニオ・アロンソなどのスペイン舞踊を思い出させる。基本に忠実、クラシックだけど現代化されている、というのがこの人の踊りの特徴かも。続く、ディエゴ・シガーらがキューバ出身のジャズピアニスト、ベボ・バルデスの伴奏で歌った曲を踊った女性のデュオが素晴らしかった。舞台中央に降りてきた額縁を挟んで二人が鏡のように踊ったり、額縁から抜け出して一緒に踊ったり、ちょっとした競り合いがあったりとユーモアも。舞台の上に額縁、というのは昔、ルベン・オルモの作品『トランキロ・アルボロト』でもあったけど、こんなふうな使い方は他にあったかな…振り付けとしてもボレーラぽいところ、バレエぽいところもあったりで美しく、新鮮で、非常によかったです。プログラムには曲ごとの振付家が記されていないけどこれも平さんのかな。素晴らしいです。
続く『ムヘーレス』は女性4人の群舞。こちらも照明も含めよく工夫していたと思います。
平とヘススの『タクトゥク』はいわゆる口タブラ、タブラの音を口で言っている曲に合わせてのもので踊るもの。元々、ファリャやアルベニスなどのクラシック曲をフラメンコなどスペインの舞踊のテクニックで踊ることでクラシコ・エスパニョールと呼ばれていたものが現在はエスティリサーダというようになっているけれど、それにはこの曲や、女性デュオの曲のようにクラシック以外での曲を踊るということもあって、クラシコと呼ばなくなったのでしょうね。いわば現代スペイン舞踊。フラメンコ以上に複雑なリズムの曲を足だけでなく体全体でうまく表現しています。面白い。小松美保の歌のソロ(こういうカンシオンをこなすのも才能)を挟んでの後に、スペイン奇想曲。タンバリンを使っての振りがいい。バレエのエスメラルダじゃないけれど、ヒターナ/フラメンコ/スペインというとタンバリン、というイメージがあったこの作品が発表された当時(19世紀末)のイメージを考えたのかもしれません。今はあまり使われないので古臭いどころかかえって新鮮にみえました。チェックの衣装というのは珍しいけど、これは土着味と現代風を取り入れるタメなのかな。前に足を出して飛ぶホタのパソなどを効果的に使って、華やかにダイナミックに組み立てられている。これで第一部終了。

フラメンコの第二部はセビジャーナスから。歌っているのはコラレラなのだけど踊っているのはボレーラ的で、そのミスマッチ感が面白い。ブレリアスではミュージシャンそれぞれソロを取るのだが、ギターの音がもう少し前に出た方がいいような。ちょっと聞こえにくくて残念。宮北華子と松田知也による芝居仕立てのソレア・ポル・ブレリアは、一昔前のスペイン国立バレエのマルティネーテなどを思い出すような雰囲気。ドラマチックに、また男性が一歩下がって女性を支えるような感じが伝統的なパレハの踊り方なのだけど、松田も宮北をサポートするように踊っていたのがいい。背の塩梅もちょうどいい感じ。平のソロはシギリージャ。キラキラする紅の短めのバタは夜会服のよう。カスタネットでのシギリージャは個人的に大好きなのですが、曲の持つ重厚さ、深刻さと言ったものからは少し離れてよりエンターテインメント的に演出されていたような気がします。才能ある人ならでは、ですね。ヘススのタラントは男性らしさに溢れ、曲の持つ抑制された感じもよく表現されていて素晴らしかったです。こういう、ストレートなタラント、クラシックだけど、昔のものをそのままではなく現代的なテクニックも入れての振り付け、本当によかったです。こんなタラント最近見てないよ、と思ったのですが、前回、2年前に平さんの講演でも彼、タラント踊ってたのでそれ以来ですね。私、ハビエル・バロンのタラントが大好きなのだけど、それに次ぐくらいに好きかも。
最後のアレグリアスは圧巻!ただひたすら華やかに。舞台いっぱいに広がるバタ・デ・コーラの群舞もよく揃っていて素晴らしい。そして平!。華があります。形の美しさだけでなく、魅せ方を知っているというか。そんな漢書だからこその舞台になったと思います。フラメンコを知っている人も知らない人も満足行くだろう舞台だったかと。

前回も思ったけど、ちょっとした首の傾げ方とかが庸子先生を思い出させます。
長年、大きな舞台を作ってきた先駆者のDNAはこんな風に伝えられていくのかもしれませんね。