地元紙ディアリオ・デ・ヘレスの観客賞はマリア・モレーノ
| © Festival de Jerez/Rina Srabonian |
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| © Festival de Jerez/Esteban Abión |
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| © Festival de Jerez/Esteban Abión 最後はハードロックがかかり最初の衣装を燃やそうとして幕。 |
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ソロでは初登場のホセ・マジャ。抽象画家マーク・ロスコ(wiki)の作品にインスパイアされて作った作品。記者会見で「この人は悲劇とエクスタシー、死に、多くインスパイアされていた。それはフラメンコにも通じる」と話していたのだけど、デジタルアート(と記者会見では言ってたけどビデオゲームのような映像)の中にロスコの作品を思わせるものがたくさん出てくるのであります。おそらく著作権の関係で作品を使うことはできず苦肉の策なんでしょう。
ロスコが線や形を使わず一面に色を塗るような作品を描いていたことからか、最初はロスコの作品に囲まれたような映像と、チェロに音楽で、フラメンコの伝統的な動きではなく、もっと自由なコンテンポラリーチックな動きから始まります。
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映像はほぼずっと流れていて、いろんな想いが詰まっているのだろういるのだろうことは理解できないわけじゃないですが、なくても良かったように思います。反対に気が散る。あと、歌はカンシオンぽいのりというかちゃんと歌える人たちがコーラスみたいな感じで歌ったりするのにもちょっと抵抗がありました。ギターのマルコ・デ・シルビアはヘレス出身の19歳ということですが、巧い!今後の展開も楽しみです。
最後の無伴奏のソレア!ホセの歌が、最近よくある踊り手も歌いますよ、っていう感じをはるかに超えるくらいに良くて最高で、ひとふし歌って踊るそのかっこよさ。もうこれだけで何もいらない。圧倒的な力!なんかもうひれ伏すしかない、っていうくらいの凄さでありました。みんなこれが観たかったんだ!っていうくらい。
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ロシオ・モリーナやエバ・ジェルバブエナなどの舞台でパルメーロとして活躍しているエル・オルーコが、ロシオやエバの手も借りて(共同演出として名前が掲載、ロシオは出演も)挑んだ作品。
ヘレスのフェスティバル18時30分開演の作品は、20時30分から次の公演もあるということもあって基本1時間、マックスで1時間10分と決まっているのだけど(本人が記者会見で言ってた)、それを大幅に超える1時間半の作品となってしまったくらい、力が入った作品。おかげで後半は時間が気になって舞台に集中できないという。
これは、ビジャマルタ劇場でやるべき作品でしたね。ゲスト出演者も多いし。作品としてはちゃんと構成されているのだけど、要素が多すぎ、その場面場面が長く、というのは初演ということもあってコントロールできてないんでしょうね。多分再演時にはずっと良くなっているんじゃないかと。
始まりを思い出すこどもと語り
メトロノームでのリズム遊び、
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師匠トロンボとの机とドミノでのリズム遊びからのトロンボのカンティーニャ
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カロリナのソロでソレア。
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そしてまた最初のように椅子に座って、メトロノームのリズムでりんごかなんかをナイフで切りながら食べるオルーコでおしまい。
オルーコの地に足がついた踊りはちょっとした回転の終わりのとことか、オレ!がもれ出てしまうようないいデテールがたくさんで、ファルーコ系の大人の男のセビージャの伝統を感じさせてくれるし、トロンボやカルメンも昔ながらの伝統を受け継いで自分だけの世界を作っている。ロシオはもう天才だし、カルメンとロシオの間に踊ったカロリナの重圧やいかに。
それもいいギター、いい歌、いいパーカッションがあってこそ。。フアン、カンパージョ、ぺぺ・デ・プーラ、ホセ・アンヘル・カルモナ、ペチュギータ、パコ・ベガ。いいフラメンコがあってこそだな、と思ったことでした。
現代スペイン舞踊なのかスペイン現代舞踊なのか。フラメンコや旧来のスペイン舞踊の言葉だけでなく自由に身体の言葉を使い組み立てた作品。初演は7月フランスで、とのことなので、これからもまだ変わっていくのだろうが(ダビは以前、ワーク・イン・プログレスで公演したものと出来上がった作品がかなり違うということがあったし)、現時点での作品が持つメッセージは伝わってきた。私的結論はみんな同じでみんな違ってみんないい。
今回は人が店に届かんとする高い塔を作ったことで神が怒り塔を壊し、罰として人々は違う言語を話すようになってしまった。という旧約聖書のバベルの塔の話をモチーフにして、ロシア、日本(瀬戸口琴葉)、アルゼンチン、イスラエル、アメリカ、そしてスペイン出身のダンサーを起用。ダビを含めた総勢8人。
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高みを目指して、肩に乗ってでも登って行こうとする人たち。それが叶わなくて、地に倒れても起き上がり、共に歩み、共に前に進む。個々の叫び。みんなで一つになって作る形。
コンテンポラリーの作品?て思うような動きも多いけれど、サパテアードなどフラメンコの技術を、パーカッションとしても効果的に使い、ダビ・ラゴスの歌声が沁みる。
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グッと凝縮された時間空間。これがどんな形で完成するのか楽しみでたまらない。
記者会見でダビが言っていた「話す言葉や文化は違ってもフラメンコが接着剤。フラメンコへの愛が僕たちを結ぶ」を強くかんじた夜でした。
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サラ・コンパニアは去年マドリードのビエナルで初演したという『ロス・マグニフィコス』素晴らしい人たち、ってな意味で一流のアーティストを集めた、っていう感じでつけたのだろう思う。
歌、ギター、ピアノ、踊り、4人のジャンルの違うアーティストの名前が並ぶプログラムからも、これは誰か一人が主役という作品じゃないことはわかる。
アンドレス・バリオスのピアノで、サンドラが客席を歩きながらマラゲーニャを歌って舞台に上がるオープニングからしてちょっと違和感。サンドラは音程完璧で素晴らしい歌い手であることには変わりないのだけど、ピアノがフラメンコぽくないのであります。歌伴奏をするというより自己主張が激しい、というか。よく指が動く人だとは思うけれど、音楽性、フラメンコ性はうーん、今ひとつというか、その後のソロ演奏でも思ったけど、タララを観客に歌わせてから演奏、観客は置き去りにして色々バリエーションを見せつつ自身も歌うというのも含め、生理的に合わない。昔、ビエナルで見に行った時もフラメンコじゃないじゃん、って思ったのは、数字的にはリズムが合ってても、フラメンコのアクセントとか曲ごとのキャラクターに繋がるような表現とかがない感じがするからかも。
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踊りはエル・ジジョというバルセロナ出身で各地のタブラオなどで踊っている人だったんだけど、うーん、体幹が弱い? 開店の時に軸がブレる。首や肩の位置も気になる。ホアキン・コルテスのうわべだけを真似してるような感じ。ホアキンのような体幹もないし訓練もされてないから踊りになっていない気が。
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サンドラの歌とダビ・デ・アラアルのギターはフラメンコだし、良いのだけど、この舞台では生きてこない。ダビのソロはマノロ・サンルーカルやリケーニの抒情性を受け継いでいる感じもあって良かった。でも二人だけの公演の時のようにはいかないのはやはり流れが途切れるからかも。
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フェスティバル公式で現在2つの展覧会が行われているのですが、その会場、 コワーキング・クルトゥラ・イ・エンプレサ・カマラ・デ・コメルシオで、その展覧会の一つの作品を制作した、バイラオール、ホセ・マルドナード『モンストゥルオス・デル・フラメンコ』会場で、3月1日12時からホセによるパフォーマンスが行われました。
| ©︎ Kyoko Shikaze 展覧会開会日に取材を受けるホセ |
複数のアーティストのパーツを組み合わせてコラージュした作品が中心ですが、その肖像は写真を見て描いたもので写真そのものを加工したものではありません。会場奥には 、これは他のアーティストと組み合わせることなく描かれたパケーラ・デ・ヘレスの大作も。
| ©︎ Kyoko Shikaze |
フラメンコ曲の録音を流しながら、肖像の前に白いボードを吊り、パケーラのブレリアで怒涛のサパテアードを聴かせ、その後、別の曲をかけ即興で描いていく。強い目力を持った目が徐々に現れてくる。その合間にも踊り…
最後はサパテアードをしていた板を立てかけるとそこに口が現れ、パケーラも他のアーティストとのコラージュとして完成されるという粋さ。