6日目はオフ・フェスティバルへ。ビジャ丸太劇場からも近い、ライブハウス、ラ・グアリダ・デル・アンヘルがフェスティバルの時期に独自で主催するフェスティバル。本家のフェスティバルにも出演したアーティストが毎年出演するほか、地元の舞踊教室や外国人アーティストの公演もあるなど、毎年なかなかの盛況。なのだけど、今年は外国からの参加者が激減したこともあって、観客も激減。でもそのおかげ?でオンライン配信を始めているので、興味ある人は是非。ライブの生配信だけでなく、2ヶ月間視聴可能だそうですよ。配信はこちらから。
会場まで足を運んだお客さんは嘘のようにわずかでも配信もあるのでライブは始まります。
まずはティエント、タンゴ。ティエントの重みとタンゴの軽妙。うまい。
伴奏するのはパコ・イグレシアス。歌はガジとモイ。モロンの二人。日本にも数多く訪れている人たちだけど、舞踊伴の一人者たちだから、聞いてて気持ちいい。二人のパルマでのコンパスの収め方とか、オレ!であります。カンテソロも聞き応えありです。パコも舞踊伴奏中は鋭い目で終始足を追う、プロのスナイパーみたいでカッコ良かった。もちろん伴奏完璧です。
そして再びカンテソロ、ブレリアを挟んで最後はソレア。これが良かった。マントンでのオープニングから、どっぷりソレアの世界に沈んでいく感じ。終演後、話したら、本人は全然、納得してなかったということなんだけど、いや、本人的にはいろいろやりたいことができなかったとかあるのかもしれないけど、観てる方からしたら、持っていかれましたよ。ああ、この人はソレアの歌、流れに身を委ねて、身を揉む思いを伝えてくる、と。シンプルにいいフラメンコだと。コラヘ、悔しい気持ちのソレアだったのかな。悲嘆や悲劇のソレア、孤独のソレア、いろんなソレアがあるよね。いやソレアの中にそんないろんな思いが渦巻いている、というべきなのかな。
マントンの四角持ち、最近流行ってるよね。
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