2021年5月19日水曜日

ヘレスのフェスティバル13日目アンドレス・マリン『カルタ・ブランカ、ミ・フラメンコ・インプーロ』

 タイトルこそちょっと違うけど、先月セビージャのロペ・デ・ベガ劇場で見た『ハルディン・インプーロ』ですね、歌い手はトレメンディータから、2015年『カルタ・ブランカ』オリジナルメンバーのホセ・バレンシアに変わっただけであります。

シンバル持って踊るのは歌によるオープニング直後。

©Javier Fergo Festival de Jerez
2客のスツールに体を横たえ牧神の午後。
©Javier Fergo Festival de Jerez

お祭りのようにムートン巻いて鈴つけて舞台を歩き
©Javier Fergo Festival de Jerez
仮面をつけてのファルーカ、あれ、これ、リベルタンゴじゃね?
©Javier Fergo Festival de Jerez
ロマンセやシギリージャがあって
©Javier Fergo Festival de Jerez

©Javier Fergo Festival de Jerez
無伴奏でソレアを歌う。上手。
©Javier Fergo Festival de Jerez
そしてポリカーニャ(ポロとカーニャね)、ソレア・ポル・ブレリア、マルティネーテでおしまい。
©Javier Fergo Festival de Jerez

という流れは見たばかりだったのでわかってるし、劇場の座席のせいか(へレスではいつも通路の後ろの下手より角の席です)セビージャより見やすかったのだけれど、うん、やっぱり考えてしまいましたよ、イスラエルとアンドレスの違いを。

これをイスラエルが踊ったらどんな風に見えるかな、とか。

で思ったんだけど、イスラエルは体の一箇所が動く時も全ての体が連動しているんだけど、アンドレスはパーツパーツで動いているような気がするんです。連動がスムーズじゃないというか、なんだろうなあ、重心の動かし方とかからかなあ。バレエの素養とかも関係あるのかなあ。わかんないけど。

あとリズムとの関係もちょっと違う。アンドレスもすごく耳よくて、靴音とかほんと、気持ちいいんだけど、イスラエルのあの微妙なコンパスとの付き合い方、ここぞという間合いでの入り方、抜かし方などとは違うんだよね。うーん、わかってもらえるかなあ。


ということで、あまり好みじゃない作品でも見るといろいろ勉強になるなあ、と思ったことでした。

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