2021年5月11日火曜日

へレスのフェスティバル5日目ホセ・マヌエル・アルバレス『クルセス』

サラ・コンパニアでの公演は、へレスにソロでは初登場のホセ・マヌエル・アルバレス。
アナ・モラーレスの『シン・ペルミソ』に出演していて、その名前を覚えたダンサー。
その前にはマルコ・フローレス作品にも出演していたそう。
セビージャ生まれだけど育ちはバルセロナ。本人もバルセロナっ子だという意識のよう。
今は、バルセロナ近郊オスピタレでスタジオ、ラ・カピタナを主宰もしています。

その彼のおそらく初めての作品。
ギター、カンテ、パルマ、そしてバイレ。4人の舞台。4人の道が交差して生まれるフラメンコ、って感じなのかな。

舞台奥での客席にお尻を向けてのアレグリアス。

ファルーカ。

©Javier Fergo Festival de Jerez


ソレア。
©Javier Fergo Festival de Jerez


ギターソロやカンテソロがあったり、で、そのカンテがタランタやらカルタヘネーラやらを混ぜて1行ごとに変えて歌ったりとか、いろいろ工夫していたりするのが面白い。

パーカッションとの掛け合いも楽しいね。

©Javier Fergo Festival de Jerez

長身、細身の彼はよく動くし、時々おっと思うような動きをみせて、オレ!なんだけど、ファルーカとかもっと重厚さも欲しいと思うったりもしました。体型のせいかなあ。

©Javier Fergo Festival de Jerez

©Javier Fergo Festival de Jerez

©Javier Fergo Festival de Jerez

最後は歌い手がギターを弾き、踊り手が歌い、パーカッションの子が踊る。

そこで思ったのであります。あれ、これってイスラエルの『黄金時代』へのオマージュなん?

イスラエルのも、最後、こういう終わり方だったよね。いろんな曲組み合わせたのも、『黄金時代』からの発想?と思うとなるほど〜という感じ。

『黄金時代』初演したのがこの同じ劇場だし、ありえないことはないかも? そうじゃないとしても、知らず知らず影響を受けていたのかも知れないね。

もう一度見たいと思う作品ではないかもだけど、彼の新作あったら見てみたいかも。まだ伝えたいものが固まっていないような気もするので、時間おいてが正解なのかもね。

ビデオはこちら




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