イスラエル・ガルバンの代表作「エダ・デ・オロ」を妹が踊ると言う。
こりゃ期待しないわけにはいかない。
Bienal Óscar Romero |
歌(最初フェルナンド・テレモート、のちにダビ・ラゴス)とギター(アルフレド・ラゴス)、踊りの3人で、ソロ、デュオ、トリオと、様々な形でフラメンコの曲が途切れなく続く名作。
ビエナルのプログラム発表時にはマリア・テレモートが予定されていたが、ミゲル・オルテガに変わり、ギターはフアン・レケーナ。
構成は多分、ほとんど一緒。
ソレアやカーニャ、マラゲーニャにベルディアーレス、ファンダンゴ、マルティネーテにシギリージャ、タンゴ、ファルーカ、アレグリアス、ブレリアなどなどいろんな曲が続いていく。
最後靴を脱いで踊るのは彼女の作品「パストーラ」のやつのような気がするけど。
同じ振りも踊っているのだが、体が違うとまったく違うように見えるのが面白い。
ここ数年見ていなかったのだが、振りを見ると、ああそれやってた!と思い出す。
イスラエルのドライでストイックな感じが、パストーラが踊ると重厚で色気に変わる。
なのだが、うーん、一個のオレ!も誘わない。
よく動く。イスラエルの動きを完コピ。
でも練習か準備体操のようにさらっている、という感じで、実がない。
Bienal Óscar Romero |
コピーしていても、あのイスラエルの微妙な間合いをコントロールする感じとか、微妙なためとか、そういうのがないんだよね。
ファンダンゴをギター伴奏のようにサパテアードでするやつだって、イスラのは本当にギターのように聞こえるけれど、パストーラのはそう聞こえない。
言われたからやってるのよ、的な?
本当は他にやりたいことあったんじゃないの?って聞きたくなる。
Bienal Óscar Romero |
もっと光を!
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