ほぼ総立ちのスタンディングオーベーションで幕を閉じたのだから大成功だろう。
「時への頌歌」という、時をテーマにした作品で、プログラムは四季の流れで進んでいく。
赤い月が振り子のように時を刻み、その下で、トリージャで、裸足で群舞が踊り春が始まる。
マリアを中心に“生命の木”の形を描くオープニングから
Bienal Oscar Romero |
まともにフラメンコを一曲踊っているのは久しぶりな感じ。
なんだけど、かつての身体のキレはなく、バタも幅広のせいか重いのか、うまく舞わない。
同世代なので日々の衰えはわかるけどちょっとさびしい。
鳥の声に続くマントンの飛翔。ビバルディの「四季」に合わせて忙しく舞う。
夏は椅子に座った群舞やミュージシャンを従えて、マリア・パヘス先生の、ローラ・フローレス的ラップ。
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ホセ・バリオスのソロに始まるアレグリアスが男性群舞、全体群舞へとつながる。
マリアのソロのミロンガ/ビダリータは狂女のよう。
ファッショからの戦争のイメージは、分かりやすいが、学芸会。
マリアのペテネラからレバンテ、そして涙の聖母でピエタ。
バイオリンが音程外してる。ギターのアレンジは悪くない。
そしてまた最初のトリージャに戻り、生命の樹。
観客は満足のようだが私はモヤモヤ。
マリアのパートナーによる新作レトラ、作品をより理解したくて聞き取ろうとするのだが、言葉の断片しか聞こえてこない。私の耳のせいかとも思ったが、スペイン人もそうだという。
おそらく、フラメンコ曲に乗せて歌って入るけれど、フラメンコ化仕切れていないからか。歌い方もあるのかも。歌にばばばとサパテアードかけてくるせいもあるけどね。
19時からはダビ・カルモナ。
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