2018年9月12日水曜日

ホセ・バレンシア「バシャベル」

アルカサールでの公演はホセ・バレンシア。
「バシャベル」とは集まりという意味のヒターノ語だそうで、異なる文化の集まり、という意味を込めてつけたのだそう。世界のヒターノ詩人の詩を歌う、という企画らしい。

フアン・レケーナのギターとパコ・ゴンサレスのパーカッションとドラムにパルマ二人、バイレにカリメ・アマジャというフラメンコ組に加え、弦楽四重奏とアコーデオン+ジプシー風?バイオリンという布陣。

Bienal Óscar Romero
ファルーカ、カンティーニャ、マラゲーニャ、ソレア・ポル・ブレリア…などに載せて歌っていくのだが、ジプシー風?バイオリンが下手くそ。四重奏楽団にはエバ・ジェルバブエナの『アイ』で弾いていた人がいるのだから下手なはずはないのだが、曲がまあ、メロドラマのバックミュージックのような陳腐さ。

Bienal Óscar Romero
 カーテンみたいな布地の衣装のカリメ・アマジャは勢いで突っ走り、花を飛ばすわ、髪は崩れるわ、コンパスは外すわ…
Bienal Óscar Romero
ビエナルのような大規模フェスティバルでは、企画が重要視されてプログラムされることが多いので、いろいろ考えてこうなったんだろうけど、数年前のビエナルでの、一人舞台が見事だっただけに残念な限り。



なんか今年のビエナル、低調な滑り出しですなあ。残念。

セントラル劇場ではオルガ・ペリセ。2年前のヘレスのフェスティバルで見たから今回はパスしたけど、好評だったような。
Bienal Óscar Romero
後記
新聞評が大絶賛でした。うーん。いや、ホセは悪くないんだけどね。作品としてはどうなんでしょう。でもその新聞評も弦楽などについては全く触れていないのが〜

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