Bienal © Óscar Romero |
でも歌う彼女を見ながら思ったのは、なぜここで彼女がソロコンサートを行っているのだろう、ということ。
CDを何枚もリリースし、各地でコンサートを行っているけれど、実力がそれほど抜きん出ているとは思えない。声はある。音程、リズムも悪くない。だが、何を歌っても一緒。歌をスペイン語でいうマティサール、微妙なニュアンスを加味する、ということが全くできていない。歌詞とメロディを覚えて、歌えばいい、というものじゃない。その曲種の性格や歌詞の意味なども理解して、それを“演じる”というか、感情を込めないと、何も伝わることはない。
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もっと細かく言うと、変なところで息継ぎをしたりするし、メロディはオリジナル通りではない(単に間違っているのか、独自に改悪したのかは不明)し、大声でがなるから歌詞は聞き取れないし。
3台のギターが同時に演奏して、お互いの良さを消してしまうのもこれまた意味がわからない。
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アルカンヘルそっくりの歌い方でのアストゥリアーナ。タンギージョ、マルティネーテ/トリージャ/ロマンセ、ティエント/タンゴ、ファンダンゴス、タランタ、ソレア・アポラーなどなど、レパートリーが広いのはわかるし、昔の録音から色々拾ってきているけれど、じつがない。
ウエルバのアルモナステルの女性グループがタンバリンを鳴らして歌うファンダンゴ・デ・ウエルバは、女性たちのマントンが綺麗だったけど、その後がシギリージャ、という構成もよくわからない。
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なんでこれに来ちゃったんだろう、アラメーダ劇場でのトレメンディータに行けばよかったと後悔ばかりの夜でした。
下の写真はトレメンディータ!
Bienal © Óscar Romero |
追記/これ書くのに昔のアルヘンティーナ公演のレポート見てみたら、いつも同じこと言ってた。何を歌っても同じで、オレ!が出ないカンテって。なのに何で見に行ってしまったんだ。。学ばないのはこっちも一緒だ。。。
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