「アクエルダテ・クアンド・エントンセス」
あの時を思い出して、といえば、すぐにマノロ・カラコールの熱唱が思い浮かぶのではないだろうか。
マドリード出身で、アンダルシア舞踊団やマヌエル・リニャンらの舞踊団、またタブラオなどで活躍する中堅が、カンテに、それもマヌエル・トーレからアントニオ・チャコン、アントニオ・マイレーナ、カラコール、テレモート、フェルナンダ、パケーラら、歴史に残る名手たちにオマージュした作品。
「アクエルダテ・クアンド・エントンセス」という、歌声で始まったこの公演、ブレリア・ポル・ソレア、シギリージャ、
Javier Fergo para Festival de Jerez |
Javier Fergo para Festival de Jerez |
Javier Fergo para Festival de Jerez |
などと踊る間に、古い録音とビデオを編集したビデオが入るという構成。
最後は録音のロマンセからブレリア・ロマンサーダで幕。
トーレやチャコンとフェルナンダを全部同じ時代のように言ってしまうのもかなり乱暴な話だ。ギタリストはフアニャレスのカンテソロでのカンティーニャの伴奏がうまくできないし、なんかあっちゃこっちゃしている印象。
グアダルーペの振りはまあ、とにかく忙しい。たくさんのパソを詰め込んで、息切れしているという印象。カンテにスポットを当てているなら、細かな足とかではなく、もっとマルカールで表現してほしいしバタやマントンの扱いにしても乱暴で、がさつ。セビージャの優美なバタやマントンのあしらいに慣れている私にはきつい。これがマドリー風?まさかね。
技術がないわけではないのにもったいない。
0 件のコメント:
コメントを投稿