アルティスタたちが挨拶をし始めたところでトイレにダッシュ。するとそこには長い列。ですよね。2時間の上演時間とくりゃ、みんなトイレにも行きたくなるわ。男子トイレも同じだったとか。
コルドバ出身、気鋭のバイラオーラ、オルガ・ペリセの新作。
スペイン演劇界注目の若手演出家カルロタ・フェレルを迎えて作り上げた作品「La espina que quiso ser flor o la flor que soñó con ser bailaora」花になりたかった棘もしくは踊り手になるのを夢見た花、という長い長いタイトル。
赤いふわっとしたスカートを身につけ踊る彼女に怒号と共に舞台袖から大量の靴が投げつけられたかと思うと、その靴を胸やお尻に入れて、婆様のような振りを見せる。かと思うと靴をピストルに見立て荒野の用心棒、など、ユーモアに溢れる感じで始まった。観客席の声に答えて話すなど、芝居的要素も。
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
バレエシューズでなくサパト、かかとのある靴で踊るエスクエラ・ボレーラのパソやカスタネットの見事さ。回転やふとしたからだづかいに思わずオレ!が出てしまう。テクニシャン。
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
ヘスース・フェルナンデスの長いティエント/タンゴはともかく
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
二人がにわとりになって繰り広げるコミカルな場面や
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Javier Fergo para Festival de Jerez
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オルガの机の上でのソレアや
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
バタでのカンティーニャ
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
カルメン・アマジャ風の衣装にカスタネットでのグアヒーラはカバーレスでレマタール。
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
クラシックのようなギターの爪弾きに合わせて上半身に何もつけず登場した彼女が黒い衣装をイスラムの婦人のようにかぶったり脱いだりの場面もうっすらとした照明も相まって美しい場面だった。
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
最後は光をまとって登場。
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Javier Fergo para Festival de Jerez |
物語ではなく、イメージをつなげていくことで語っていくこの作品、内容は素晴らしいのだから、今後、整理整頓することができればもう一度是非見てみたい。
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