2020年9月26日土曜日

ダニエル・カサレス『ギタリシモ』

22時からアルカサルで、ダニエル・カサレスの公演。

オープニングはアレグリアス。パルマが上手下手に分かれて叩くというのは珍しい。

ギターソロのベテランだけに、曲の構成はちゃんとできている。


Archivo fotográfico Bienal de Flamenco. Fotógrafa: Claudia Ruiz Caro

でも、なんか音がね、エレアコみたい。メタリックというか。音響のせい?ギターのせい?ギタリストのせい?

タランタかな、と思ったら、いつの間にかソレア。



Archivo fotográfico Bienal de Flamenco. Fotógrafa: Claudia Ruiz Caro

机叩くのに座ってでなく、立って、というのはなぜ?


Archivo fotográfico Bienal de Flamenco. Fotógrafa: Claudia Ruiz Caro

グアヒーラそしてタンゴ。

サパテアードでは、セルヒオ・アランダが下手の椅子に座ったままでの踊りで参加。パーカッション奏者の扱いですな。コルドベス被って、丈の短い上着なのに、伝統的な腰高のズボンじゃなく、色の切り替えが腰より下にあるパンタロン。遠くてよくわからなかったけど、ひょっとして上着もプリント?なんかちょっとコンセプトがわからない衣装。前に出て踊らないのも残念。なんで? ギタリストが主役とられるのがいやなのかなあ。もったいない。

グラナイーナから自由に演奏する、本人曰くファンタシア。そしてブレリア。公演時間短かったのはよかった(だいぶ涼しくなってきたので夜は冷えるし)。

今時のギタリストなら誰でもやるようなことをよくやってるでしょアピール感出して演奏したり、なんか表面的というか、自分はこういうことが言いたい、したい、もしくはこれが好き、というのが見えない、というか。キャリア積んで、一応形にはなっているけど、もう一回聴きたいとは思えないなあ。

今年は今のところ、ギターは伴奏で登場した人たちの圧勝であります。


 

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