2020年3月6日金曜日

ヘレスのフェスティバル14日目午後フェルナンド・ヒメネス『バイレ・コン・エジョス』

エバ・ジェルバブエナ舞踊団で長らく活躍。ラ・ウニオンのコンクールでも優勝し、新宿ガルロチにもリーダーで出演したことのあるフェルナンド・ヒメネス。
同名の踊り手がヘレスにもいますが、スタイルが全く違う別人です。
超満員。エバはもちろん、アリシア・マルケスやマヌエル・ベタンソ、ミゲル・アンヘル・エレディアも来てたよ。

そのフェルナンドの作品はメルセデス・デ・コルドバが演出。
エバが振り付けたものも一つあるけれど、あとはフェルナンドの振付。

オープニングはエバっぽい、コンテンポラリーな感じ。
ピアノの音で踊られる。

© Festival de Jerez/Javier Fergo
 モイ君パーカッションで踊るモダンなシギリージャ。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 アレグリアスはさすがでございます。
© Festival de Jerez/Javier Fergo
 パートナーであるアンヘル・ファリーニャとのデュオはエバの振付。
バル?かディスコ?で出会って、葛藤する、的な感じ。
踊っている時にアンヘルのズボンの縫い目が破れてお尻が見えてしまうというアクシデント。にもかかわらず踊り続けたアンヘルに拍手。いや、最後前の方まで破れてきてたし。
本当、大変だったと思う。こっちも気になって気が散るし。
ライブって色々ありますね。靴のかかとが飛んだり、女性衣装の前が破れて胸が出たとか、舞台から落ちたとか、アクシデントあってもマストゴーオン!

© Festival de Jerez/Javier Fergo
そして最後は超絶技のファルーカ。
めちゃテクニックの人だけど、それで何かを表現しよう、という気持ちが感じられ、ただ見せつけるだけのテクニックじゃないというのがいいね!であります。

踊りと踊りの間をつなぐ、サマラ・モンタニェの喋りと歌もカディスらしいグラシアで重くなりがちなところに息抜きとなってよかったですよ。

1時間ほどとコンパクト、でも濃密な作品。
もう一度観てみたいな。


Fernando Jiménez (Conmigo...) from Festival de Jerez Televisión on Vimeo.

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