2022年9月23日金曜日

アルフレド・ラゴス

 いやいやそれはもう素晴らしいリサイタルでありました。

今回のビエナルの目玉の一つでもあるギター一本公演シリーズ、本当なら全部見たいけど、他の公演とばっちり重なる開演時間でなかなか見に行けないのがほんと残念なのですが、昨日は20時からのメルセデス・デ・コルドバはヘレスで観たので(それでも本当はもう一度見に行きたいけど)アルフレド・ラゴスを聴きに行ってまいりました。でも、はたと気づいけば、アルフレドのギター一本コンサート、去年、前回ビエナルのヒラルディージョ賞受賞記念でロペ・デ・ベガ劇場でやったの観たじゃん。ん、でもあれの方が前だし、ね。あの公演もすごく良かったのでもう一度観たかったし。

でエスパシオ・トゥリーナ。以前はエル・モンテ/カハソルの劇場として、フエベス・フラメンコスで使われてたところです。ギター祭でマイクなしのディエゴ・デル・モラオのリサイタルも聴いたところ。でも今回はマイクあり。なしでもいいのにな〜。

後半グラナイーナやタランタにも変化していくマラゲーニャに始まります。


そしソレア。ロンデーニャはラモン・モントージャの変速調弦にオリジナルのメロディを乗せる。その調弦のまま始まるシギリージャは途中で調弦かえてひく。。

下手手前の椅子に座り直し、カンティーニャ、サパテアード/タンギージョ、グアヒーラ、そしてブレリアというプログラムは昨年と変わらない。素晴らしさも変わらない。

リズムや調性の似た曲をまとめて一つの曲にしているのだけど流れが自然なので、気づかない人もいるかも?

リズムのキープは舞踊伴奏もしているギタリストの特徴かも?抜群の安定感。聴いていて心地よいコンパス。あと音を止めた静寂のコントロールも素敵。

シギリージャはどこかヘラルドっぽいし、ブレリアの中にはパコ・デ・ルシアの要素があちこちに。前回書いた「でも彼らのフレーズをコピーするのではなく、彼らの文脈の作り方にならうという感じでしょうか。そしてもっと古い伝統的なフラメンコのトーケがベースにあり、そこに現代フラメンコギターの要素や、ジャズやロックなどの要素も少々加わって、できているのがアルフレドの世界、という気がします。」を再確認。たくさんの先人たちの影響を受けて今のフラメンコがあるのだね。

©️ Archico fotográfico Bienal de flamenco / Claudia Ruiz Caro


なんていうか、彼の演奏は詩的というか、舞踊ではなく、情景が呼び起こされるような感じがあるんだよね。ムイフラメンコで、ムイオリヒナル。満足満足。

ギタリストの中には座ってすぐ弾き始めず、長く調弦している人もいるけど彼はすぐ弾き始める。いや、楽屋と舞台じゃ温度も湿度も違うから微妙な調整が必要なのかもというのもわかるんだけど。でも私はすぐ弾いてほしいタイプ。ネックにつけるタイプのチューナーも使わない。曲の途中で調弦変えるシギリージャだけでなく、時にチョちょっと木ペグいじってるのもカッコいい。何に注目してるんだ?って言われちゃうかもだけど

早くソロアルバム作ってちょうだい。家でも聴きたい。何度も聴きたくなる、オレがつい出てしまう。そんな演奏でございます。

©️ Archico fotográfico Bienal de flamenco / Claudia Ruiz Caro


アントニオ・レジェス、ピニョーナ、アルフレドと、3日連続で良いもの観聴きできてとても幸せ。




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