2022年9月10日土曜日

ビエナルの展覧会 コリータ

 ビエナルは公演だけでなく、展覧会や講演/パネルディスカッションや座談会なども並行して開催されています。

そのうちの一つ、写真家コリータの展覧会が開幕しました。

彼女の写真はフラメンコ好きなら、彼女の作品と知らなくても一度は見たことがあるはず。

この展覧会のポスターになっている写真をもとに、今年のビエナルのポスターが作られているのです。
こリータ本人とセビージャ市長、ビエナル監督らが写っているこの写真のバックのマイレーナの写真も有名ですよね。
©︎bienal de Sevilla

今回の展覧会では、映画『バルセロナ物語』のエキストラを探すため、モンジュイクなどヒターノ地区に行って1962年から63年にかけて撮影されたヒターノの世界、1975年に書籍になった69年のアンダルシアへの旅、そして、77年から82年にかけて友人オカーニャにささげて撮影された写真たち、その三つのシリーズが1階、2階、3階で展開されてます。


ヒターノたちの表情の捉え方が素晴らしいだけでなく、画面構成の余白が詩的で、1枚1枚の写真から物語が出来そう。


会場はサラ・アティン・アジャ。ギターリサイタルの会場となるサラ・ホアキン・トウリーナと同じ建物ですが、入場は横のArguijo通り。月曜休館ですが、平日は11時から14時と18時から21時オープン。日祭は午前中のみ。11月10日まで開催されています。入場無料ですのでぜひ。


追記/翌10日のホセ・マリア・ベラスケス・ガステリウによる公開インタビュー、というかお話では、カルメン・アマジャの思い出(映画撮影中に彼女のお使いでタバコを買いに行ったりしてた、とか、カルメンの家にはいつもたくさんの人がいてご飯食べてた、とか、カルメンのような人がいないかと思ってみているけどいない、とか)と共に、印象に残るフラメンコ・アーティストという質問に、ガデスとオヨス、と答えていたことなどが印象に残りました。





0 件のコメント:

コメントを投稿