2020年10月25日日曜日

ディエゴ・デ ・モラオen セビージャ ギター祭

ビエナル終わったばかりですが、セビージャのギター・フェスティバルでディエゴ・デ ・モラオが弾くというので金曜夜に出かけます。

会場はサラ・トゥリーナ。旧エル・モンテといえばああ、あそこと思う人がいるかも。昔は銀行の財団が持っていて、フラメンコの公演シリーズ、フエベス・フラメンコスが行われていたところ。今はセビージャ市の持つ劇場で、音楽公演が主に行われています。

手指消毒して会場に。ここもビエナル同様、一席おきに座るようになっています。舞台を見てびっくり。反響板が出ているじゃないですか。ということはマイクなし。
全くのソロでの公演です。

ペーニャやタブラオでもマイクを使うところが多い現在、マイクなしでのギターのリサイタルというのは非常に珍しいことであります。うん。ヘレスのフェスティバルのパラシオ、デ ・ビジャビセンシオの公演くらいかな。
このフェスティバルは元々クラシックギターのフェスティバルだったということからそうなったのかな。
いやいや、びっくり。



でも、もっとびっくりしたのはコンサート。歌がないのは椅子がないから想像してたけど、パルマもなかった。全くの一人だけでのコンサート。約1時間、一人だけで弾き続けたのであります。

いやあ、すごかった。なんだろう。異空間に飛ばされたみたい。マイクを使わない生の音には嘘がなく、一つ一つの音に込めたセンティードがまっすぐ心に伝わってくるよう。

バリバリのフラメンコだけが持つ芯があるコンパスを自在に回し、ビセンテ・アミーゴにも通じるような繊細で詩的な旋律を彩る。



シギリージャはどこを切ってもシギリージャという深みがあるし、軽快なサパテアードも、気持ちがいいタンゴも、父モライートのヒット・ファルセータ総出演的なブレリアも、みんなよかったけれど、ソレアが絶品! めっちゃくちゃフラメンコ で、オリジナリティがあって。なんなんだろう、この才能。

パルメーロはいなかったけど、彼が足で取るコンパスがこれまた気持ちいい。音を出さない瞬間も回り続けるコンパス。


Festival de Guitarra Sevilla



 本人的にはすごくナーバスになっている、とトークで語っていたし、確かに大汗かいて、肩をずっと気にしたりしてたけど、観てるこちらは大満足。でございました。


なお、翌日はカニートが1時間のソロの後、ヘスス・メンデスと共演。カニートの時に映画音楽のような曲もマイクなしで。ディエゴとは全く違うコンパス。いや、コンパス外すとかじゃもちろんないんだけど、ディエゴの方がわっかが太いというか。コンパスの回し方も違う。指からの音の離れ方とかも。

ヘススはマラゲーニャ、ソレア、シギリージャ、ブレリア。もうサリーダだけでオレ!なソレアが最高でした。でも伴奏はやっぱヘレスの人の方が、彼が歌うメロディとかよくわかっているから好きかも。


それにしてもこの劇場、いいです。

前回のビエナルでギターのいいリサイタルがいっぱいあったところ。次回のビエナルでは今回のようなマイクなしの、アンプラグドのコンサート見せてくれるとうれしいんだけど。





 

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