いやあ、良かった。うん、とても良かった。
今年の2月、ヘレスのフェスティバルでスペイン国立バレエ団の兄ディエゴと素晴らしい公演を見せてくれたウーゴがソロで踊るというので、セントラル劇場ではコルドバのコンクール優勝者公演、カハソル劇場ではホセ・バレンシアが公演しているけれど、あえてやってきたペーニャ。客席にいつもの顔ぶれが少ないのは公演が重なっているせいかも。
最初はヘスス・ロドリゲスのギターソロ。グアヒーラというのは珍しい。
カンテ・ソロはリカルド・アンギータ。若いがすでにタブラオなどで活躍しているよう。マラゲーニャ一つ歌って後はアバンドラオ。流行りなのだろうけど、個人的にはマラゲーニャはマラゲーニャで聴きたい。
舞踊はソレア・ポル・ブレリア。
緩急の間合いがいい。開店の後の頭の処理とか、パトリシア・ゲレーロぽいかも。細かい足とかもあるのだけど足だけ追い込んでいくとかではなく、巧みな回転やマルカへなどとうまく組み合わせてる。エレガントで男性的。かっこいい。
休憩を挟んで二部のオープニングはヘスス・フローレスのアレグリアス/カンティーニャス。
そして踊りはタラント。楽屋から舞台へと歩いていく姿がすでにタラント。ドラマチックでさえある。インテルプレタール、演じる、という言葉があるが、すでに彼はタラントの中に入り込みドラマは、踊りは始まっている。芝居じみたことをする必要はないのだけど、曲の中に入り込み、曲の持つキャラクターを踊るというのは重要だと思うのですよ。それができてる。先週のノエリア・ルイスもそうだけど、こういうフラメンコを私は観たいのであります。
歌に足入れるの好きじゃないんだけどなあ、と思いつつ、でもこれならいい、って思うのはなぜでしょうね。それすら気にならないくらい、いいってことなんだろうな。細かいことが気になるってことはその踊りに魅了されてないってことでもあるわけで。
昔ながらの衣装も文句のつけようがなく、とにかく満喫させていただきました。
フィン・デ・フィエスタにも若手たちが多数舞台に上がってます。フアン・トマス・デ・モリアもいるよ。うん、フラメンコ舞踊の未来は安泰。
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