2016年9月16日金曜日

「アララ」

ビエナル恒例オテル・トリアーナの公演。今年は今週の木金土だけ。
バルももうけられ、昔ながらのフェスティバルの雰囲気で楽しめる。

Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.

初日は「アララ」
セビージャのトレス・ミル地区という、犯罪なども多く、あまりめぐまれない地区で、こどもたちにフラメンコを教えるなどしているアララー財団。
その先生など、関係者中心のプログラム。
この財団の中心であるギタリスト、カラカフェがイスラエル・ガルバンとの仕事で不在だったのは残念だが、セビージャのヒターノたちが、セビージャ/トリアーナらしい舞台をみせてくれた。

はじまりはラモン・キラテのルンバ。映画「ベンゴ」で歌われたなつかしい曲。
ギジェルモ・マンサーノのマルティネーテとシギリージャ。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.

ファルキートの伴唱でおなじみマリ・ビサラガとエルミニア・ボルハのタンゴ。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.

うん、セビージャだねえ、トリアーナだねえ、というノリ。

Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.
トロンバのアレグリアスのあとはローレが登場。
なつかしい曲を中心に熱唱。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero.

このときばかりはいつもさわがしいバル周辺(はい、私もいつもここにいます)も静かにききいる。
当時のパートナー、マヌエルとのローレ・イ・マヌエルで一時代を築いたアルティスタ。 ゆっくりしたブレリアは彼らが流行らせた。
エスペランサ・フェルナンデスをはじめ、多くのアルティスタに影響を与えた、歌い上げ方健在。

再びルンバ。そしてトロンボ。少ない動きでみせるのがかっこいい。
再びタンゴ。今度はカルメンとホアキーナ、レメディオス・アマジャの妹たちが熱唱。
これもいいね。

最後は全員でブレリア。
白いおひげのボボーテのひとふりのかっこいいこと!
満足満足。

なお会場にはカナーレスやカルメン・レデスマらも。
カナーレスの25日の公演も楽しみだ。

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