マノロ・カラコールのレパートリーとキューバの伝説的歌手ベニー・モレの作品を交差させて、歌い継いでいくというもの。
Archivo Fotográfico La Bienal de Flamenco. Fotógrafo Óscar Romero. |
「フラメンコを歌って! これはフラメンコのビエナルでしょ。カリブのビエナルじゃないでしょ!」
と叫ぶ女性がいたが、22〜38ユーロと、セビージャにしては高い入場料をはらったのに、今日のプログラムに満足しなかったのだろう。でも、入場料には舞台の上のアルティスタやほかの観客を不快な気分にさせる権利は含まれていないでしょうが。
エスペランサは2時間のコンサート、最初から最後まで熱唱。
カラコールの男性としての歌詞にもかまわず、熱く熱くうたいあげる。
ラテンに限らず、ポピュラーソングやジャズのボーカルだと、もっと細やかに歌うことが多いように思うのだけど、エスペランサはあくまで自分流。曲をききながら、ああ、これはオマラ・ポルトゥンドすごくすてきに歌っていたな、とか、NGラ・バンダのアルバムにはいっていたな、とか、いろいろ考えたことでした。
ゲストのアルカンヘルとのデュオはめずらしいが、アルカンヘルとエストレージャのときのような、歌い手同士のコミュニケーションや魔法、火花はなく、残念。
フアン・デ・フアンはタップダンスの技をつかったりしながら、床に穴をあける勢いで爆裂サパテアード。
個人的にはコーラスをつとめたマカリネスとパーカッション奏者による短いセッションが面白かったかも。
ゴンサロ、ソロできかせたようにめちゃジャズだし、もったいない。
ディエゴ・シガーラとベボ・バルデスのイメージなのかな。わかんない。
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