過去のフラメンコの歴史上の名歌手たちはフラメンコだけでなくコプラ、フラメンコではないスペイン歌謡も歌ってきたということから、彼らが歌ってきた歌謡曲とフラメンコを混在させたリサイタルを企画した、ってことのようでございます。
今年、ラ・ウニオンで見た『アベセダリオ・フラメンコ』がカマロンやローレ・イ・マヌエルなど、、70、80年代の曲だったのに対し、こちらはそれ以前、20世紀前半から中頃の曲を取り上げています。
客席で、パーカッション奏者リト・マネスとコーラスパルマ担当のロス・メジが2本の細長い短冊状の板を打ち付けて鳴らす楽器でリズムをとりながらギター伴奏なしでバルデラマのヒット曲『イミグランテ』などを歌って始まり、
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Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León
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舞台に上がってからは、フランシス・ゴメスのギター、バイオリンやキーボード/ハーモニカなどの伴奏でシームレスに次から次へと歌う。シギリージャ、アレグリアス、アバンドラオ、マリア・デ・ラ・オ、ソレア、ミ・ニーニャ・ローラ、ギターソロでのオホス・ベルデス、メジの二人がサルサチックに歌うセニョリータ、再登場したアルカンヘルはパケーラのアリアリアンダからのソレア・ポル・ブレリア、ソレア・デ・ペサレス…といった具合、最後はマノロ・カラコールで、カルセレーロ・カルセレーロやロマンセ・デ・フアン・オスーナ(フロール・コモ・アマポーラ…)といった具合。
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Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León
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アルカンヘルは素晴らしい実力を持った歌い手なのだから、普通にフラメンコを歌って欲しいんだけどな、と思った人は私だけではないでしょう。ギターをサンプラー?にかけてループさせて歌ったところなど、カラオケじゃん、カラオケの歌聴きにきたわけ?って気持ちになってしまいました。
歌い手たちも新しいことをやろうと試行錯誤しているのだと思いますが、新しくするのはレトラ少々や、洋服だけで十分。あなたが熟知している、あなたが愛しているフラメンコをじっくり聞かせてほしいと思ったことでした。
カンテは小芝居や小賢しい企画やコンセプトなんかなくても大劇場をいっぱいにする魅力を持っているのですから。

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Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León
なお23時からはトリアーナ橋のたもとのムエジェ・デ・サルで、『ムヘレス・ヒターナス』。モンセ・コルテスとラ・ファビによるロンダ・デ・トナで始まり、出演予定のレメディオス・アマジャは病気で、代わりにマラ・レイが登場すると告げられ、モンセ、ファビ、マラの順にそれぞれソロを歌ってフィン・デ・フィエスタ。 ギターのパケーテやパーカッションのピラーニャの名前が公演告知に出てなかったのは解せないなあ。 個人的にはモンセが好みだけど、なんかカマロンばっか歌っていたなあ。ファビは昔の方が丁寧に歌っていた気がするし、マラは熱血姉御でグイグイ押してくるのが好きな人にはたまらないだろう。フラメンコはいろんなものがあるから好みを探すのも楽しいですよね。
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| Archivo Fotográfico de La Bienal de Flamenco / ©Laura León |
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